2013年2月17日日曜日

エリクソニアンを目指す12の練習(その4)

                                  

日本人だと電話でクレーム対応に当たっている時に、相手から見えるわけではないのに電話先の相手に頭を下げて謝っていたりするわけですが、言動一致の観点からすれば、それはそれでありだということなのでしょうねぇ。もちろん気持もこもっていないといけないのでしょうけれど。

逆に、ドラマのワンシーンで、電話の相手に言葉だけ丁寧にしゃべっているけれど、見えないところで「あっかんべー」をしているみたいなシーンもありそうですが、言動が一致していないという点では案外やるのは難しいような気もしてきますけれどねぇ(笑)。
まりくいても
 独り言


今日は、「エリクソニアンを目指す12の練習(その4)」について書いておきましょう。

いつも言動と気持の一致を心がける

  今日は、エリクソニアンを目指す練習として、ジェフリー・ザイク博士のエッセーを引用して3つの課題を書きましたが[1]、この4つめを書いておきましょう。


4. Smile when offering hypnotic inductions; gesture freely and congruently
while the hypnotized subjects eyes are closed.

 催眠誘導をしている時でもセラピストは微笑んでいなさい。催眠の対象者が目をつぶっていたとしてもセラピストは自由にジェスチャーを行い言動が一致した状態でいなさい。


  さて、同じミルトン・エリクソンから派生した心理療法にもエリクソニアン系の心理療法のようにトランス誘導をよく使うものから、MRISFAのような短期療法系の心理療法のようにトランス誘導をほとんど使わないものまで色々あると思うわけですが、以下のリンクでも書いたように、そもそもトランス誘導が目的ではなくクライアントの認識の変化が目的であって、あくまでもトランス誘導はその手段ということになります。


 もちろん、エリクソニアン、あるいはネオ・エリクソニアンを名乗るのだったら、クライアントとの何気ない対話の中で、クライアントの認識や行動の変化のリソース探しを支援するためにトランス誘導を活用するということになってくるでしょう。それで私はなんちゃってベイトソニアンなので小難しい話を単調に話して、セミナー中に受講者さんをトランス状態、いや居眠りに導くのが得意です Zzzzzzz........(笑)

 それで、具体的なトランス誘導に関して以下のリンクの著作あたりを読んでいただくと良いでしょう。

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/07/blog-post_21.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2012/06/blog-post_22.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2012/12/blog-post_21.html

 それで、ここでザイク博士の課題はセラピストがクライアントに向かい合う姿勢として言動、つまり言っていることとやっていること、言葉と表情、言葉と行動が一致していることが重要だということになってきます。このあたりに不一致があったり、邪な心でセッションをやっていると、やはり相手にはなんとなくの雰囲気で伝わってしまうことになると思います。

 もちろん、日本には「腹芸」というものがあって、たとえ自分の意志と違うことをやっていても外から見た言葉と表情、言葉と行動には不一致ははないというのがあるわけですが、ここまで行けば立派なものでしょう。もちろん、ザイク博士はこんなこともまで課題とはしていないとおもいますが。どこかでお会いする機会があったら教えてあげようと思っています。(笑)

(参考)

(つづく)

 文献
[1]http://scholar.lib.vt.edu/theses/available/etd-07282003-160500/unrestricted/thesis7.28.03.pdf

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

0 件のコメント:

コメントを投稿