2013年2月25日月曜日

エリクソニアンを目指す12の練習(その12)

                                  

 問題をアナロジーやメタファーにマッピングして考えるという時点で、ロジック的には既にC.S.パースの言うアブダクションを使って、既存の枠組から出ることを狙っているように思いますねぇ。

 もっとも、個人的には単なる「なぞかけ」をやれば良いと思っていますけれどねぇ。(笑)

 独り言


問題をアナロジーやメタファーにマッピングしてみる

今日は、エリクソニアンを目指す練習として、ジェフリー・ザイク博士のエッセーを引用して11この課題を書きましたが[1]、この12こめを書いておきましょう。


12. Think in terms of analogies. Take the clients problem and describe it as a
colour, a tool, a plant, and a vessel to contain water. See how this influences
your treatment.

 アナロジーの観点から考えなさい。クライアントの問題を取り上げ、それを、「色」、「道具」、「植物」、そして「水を含む器」(など)のアナロジーを使って表現しなさい。


 Wikipedia のアナロジー(類推)を参照すると「特定の事物に基づく情報を、他の特定の事物へ、それらの間の何らかの類似に基づいて適用する認知過程である。」[2]と定義されています。また、アナロジーの一部としてメタファーが包含されると書かれています。[3]

もちろん、色々な分類が存在すると思いますが、認知言語学的さらに、メタファー、シネクドキ、メトノミーの違いは何か?と細かく見ていくと収拾がつかなくなるため、このあたりの詳細は、「Metaphors we live by」「Women ,Fire and Dangerous things」「Philosophy in the flesh」あたりを読んでいただくとして、ここでは、自分の知っていることで別のことで説明すること程度に考えておきましょう。

それで、ザイク博士の課題はもっとシンプルなもので、クライアントが問題を語った後に。

「それを色で喩えると何色ですか?」
「植物で喩えるとどんな植物ですか?」
「・・・・・」
「その心は?」

 という具合にメタファーで表現してみて、その意図を聴き、気持ちやそのメタファーで表現したことで何か変化があったかどうかに注目してみることになります。

 もちろん、メタファーはセラピストがつくるのか?あるいはクライアントがつくるのか?ということになってきますが、ここではそういった二元論に陥ることなく、会話の中で協調的につくるということにしておきましょう。

(参考)

(つづく)

文献
[1]http://scholar.lib.vt.edu/theses/available/etd-07282003-160500/unrestricted/thesis7.28.03.pdf
[2] http://ja.wikipedia.org/wiki/類推
[3] http://en.wikipedia.org/wiki/Analogy

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