2013年3月24日日曜日

創発するアーキテクチャー

                                 

 やっぱり、良いプラットフォームって適度にゆるゆるで、詳細はそれぞれの人が考えてねぇ・・・てやつかなぁ?(笑)

独り言


 情報の定義が差異が生み出す差異、そして情報は連鎖的な増え続ける

 今日はちょっと個人的な趣味でメモ書きを書いておきましょう。IT調査会社として有名なガードナーグループのレポートで「Emergent Architecture[1][2]というシステム構築などで使うエンタープライズ・アーキテクチャーが示されていますがこれが中々洒落ていると思います。

 一般的にはエンタープライズ・アーキテクチャーはシステム構築の青写真となる設計図で、全体最適化を志向してトップダウンで行われます。これは言い換えれば、「総論賛成、各論反対」のような場合が起こった場合、各論の反対をリーダーシップという名前の豪腕で総論のあるべき姿に合わせるというようなことも示唆している格好になっています。

 もちろん、これはシステム構築の際にだけ起こることではなく、全体―部分の相反というのは日常生活でも普通に経験されることです。

 一方ガードナーグループのレポートで提唱されているのは、まさに創発するアプローチということになるわけですが、7つの要件示されています。(もちろん、全体の目指すビジョンのようなものはある程度共有されていないといけないとは思いますが・・・)

1.     非決定的 - これまでエンタープライズ・アーキテクトは成果を計画するために中央集権的な意志決定法用いてきた。創発的アーキテクチャーを使うと、エンタープライズ・アーキテクトは、イノベーションを実現するために分散型の意思決定が必須となる。
2.     自律する関係者 - かつてのようにエンタープライズ・アーキテクトがアーキテクチャーの全ての面をコントロールすることは出来なくなる。これからはより大きくビジネスの生態系を認識して、コントロールを各関係者(組織)に委譲しなければならない。
3.     ルールに拘束される関係者 - これまでエンタープライズ・アーキテクトがEAの全ての面について詳細な設計をしきたが、これからは最低限のルールを決め、その中で関係者が選択できるようにしないとならない。
4.     目標指向の関係者 - かつては企業目標だけが唯一の目標だった。しかし、今では各組織の視点から最善の結果を出すことが目標になってきた。
5.     局所的影響  関係者は局所的なやり取りと限られた情報に影響される。関係者は自分のコミュニケーションの範囲のフィードバックによって、それぞれの個人の振る舞いが変わる。どの個人も創発的システムの全てについて情報を得ることはできない。EAは個人の認識と創発的なシステムの全体を調整するような方向で設計しなければならない。
6.     動的に順応するシステム - システム(個人の関係者や環境を含む)は時間とともに変化する。EAは、環境で起きた変化に対応できるように、創発的なシステムとしてのセンスを持って設計しなければならない。
7.     リソースの制限された環境 - リソースが潤沢な環境では創発は起きない。むしろ不足することで創発が促進される。

が書かれています。このあたりは結構個人的に興味があることですし、深いネタなので継続的なテーマとしたいと思います。 

(つづく)

文献
[3] http://www.dtic.mil/ndia/2011system/13126_RoseThursday.pdf (参考)


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