2013年3月25日月曜日

ミルトン・エリクソンの技法の12の特徴

                                  

 今日は、心理療法家のミルトン・エリクソンの命日だったかなぁ?

独り言


 ミルトン・エリクソンの技法の12の特徴

 心理療法家のミルトン・エリクソンの技法というのを研究するためには、それを観察する視点という意味では少しややこしいことを考える必要があるように思ってきます。

 つまり、エリクソン自身は自分の技法を暗黙知としてしか残しておらず、後の研究者がなんらかの学問的フレームワークを当てはめた形式知が取り出されているという構造がここにあることになるわけです。その意味ではどのようなフレームワークを当ててエリクソンの形式知を取り出すのか?で様々な形式知が生まれているという構図がここにあることになります。

 それで、MRIの研究者の視点から形式知化された、ミルトン・エリクソンの12の技法の特徴というのが以下になるわけです。[1]

1.     (クライアントが)抵抗することを推奨する
2.     メタファーによるコミュニケーション
3.     (クライアントが)好ましくない振舞いを繰り返すことを推奨する
4.     肯定的な側面を強調する
5.     アイディアの種を撒く
6.     偏りを強調する
7.     精神分析のような自己探求を行わない
8.     健忘症と情報のコントロール
9.     覚醒と開放
10.  より悪い代案の提示
11.  混乱や裏をかいた時の反応を推奨する
12.  間と視点の活用

基本的にこの特徴はジェイ・ヘイリーの「アンコモンセラピー」について書かれていた内容だと記憶していますが、ある意味、通常の心理療法とは異なるパラドクスにあふれたアプローチだということになると思います。

例えば、子供に「おとなくしなさい」というかわりに「できるだけ激しくあばれてみなさい」と指示した後、多少へばってきた時に「もっと暴れなければだめだなぁ」といって子供をおとなしくさせる・・・といった感じのアプローチになるわけです。(笑)もちろん、このあたりは日常生活や仕事の場面でも相手の抵抗を良い意味での変化のテコに使うという意味では応用範囲の広いアプローチになると思います。 

(つづく)

文献
[1] http://www.mcgraw-hill.co.uk/openup/chapters/9780335228843.pdf


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