2013年3月6日水曜日

戦略的な短期療法に萌える(笑)

                                  

 普通に戦略系のコンサルタントとかやったことがある人にとっては、MRIベイトソン・グループのフレームワークにな~んの違和感もないと思います。だって、細かい技法の違いはおいておくとして基本は、コンサルタントが普通につかっている Fit-GAPで心理療法をやっているのだから。(笑)しかもシステム思考で・・・・

 それで要点は2つ。理想のゴールまでの道筋を描け、そして要素と要素の相互作用を加味してシステム思考を使ってリソースを探し、解決策を考え実行しながらその道を進め。

 もちろん、問題の解決が出来るだけでなく、クライアントの認識とか行動とかまで良い方向に向かうまさに一石二鳥の手法ですねぇ(笑)。なので、心理療法というのではなくて戦コンのモードでソリューションをデリバーするにしてもエグゼクティブ・コーチのモードでクライアントとセッションをするにしても、何かの会議をファシリテーションするにしてもMRIの技法って物凄く使い勝手が良いのですよねぇ。で、途中で二項対立を超えて今の枠組を超えるための禅問答を解かなければいけないのだけれど、それがまた恐ろしく格好が良いのですねぇ・・・・パラドクス介入なんかやったりして・・・・・

 独り言


戦略系のコンサルタントにとっては何の違和感もないMRIの心理療法

 今日は手短に。ネットに「Strategic & Systemic [1]というタイトルで、主にMRI(Mental Research Institute)系の短期療法について解説してあるドキュメントが転がっていたので読んでいたわけですが、これが結構、萌えます(笑)。それで、要点は基本的には2つです。

戦略的に:Strategicとは戦略的ということなのですが、要は普通のビジネス系のコンサルタントが使っている Fit-Gap ではないのですが、将来の理想の姿(TO-BE)と現状の姿(AS-IS)の間に差異があることを認識し、これをどのように埋めていこうか?いくつかの道筋を考えるのが戦略的と考え方そのものとなり、普通のコンサルタントが使っているフレームワークと同じカタがここにあることになり非常に馴染みの深い考え方です。

システミックに:Systemic とは要素と要素の関係性について考える。つまりシステム思考で考えなさいということになりますし、これも通常のシステム思考で物事を考えている人には非常に馴染みの深い考え方であると思います。短期療法の場合は、以下のリンクでも書いたようにシステム思考として元々サイバネティックスの考え方が持ち込まれています。


 このあたりは、元々心理療法家のミルトン・エリクソンやMRIにも在籍した家族療法のヴァージニア・サティアが暗黙知として行なっていた心理療法の世界にMRIのベイトソン・グループによって科学的な思考が持ち込まれて形式知化されることになります。

 基本的にはベイトソンは認識論として「差異による情報」と「冗長性によるパターン」に還元し、エリクソンらの心理療法をセラピストとクライアントの相互作用も加味しながら形式知として説明してくれています。

 もちろん、形式知として説明するとどうしても暗黙知的なところが落ちてしまうのでこのあたりは心理療法家の先生に弟子入りして学ぶ必要があるということになってくるのでしょうが、何れにしても、何をどう学べば良いのか?という形式知化された地図が手に入ったという意味ではベイトソン・グループの貢献は大きいのだと思います。

 余談ですが、MRIの中にも精神分析やっている研究者の先生がいたり、CBTやったりしている人はいるのですけれどねぇ。なのでMRI=短期療法というわけではないことには注意が必要ですけれどねぇ(笑)

(つづく)

文献
[1] http://www.mftlicense.com/pdf/sg_chpt4.pdf

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