2013年4月10日水曜日

一般意味論の概念を質問に落として日常生活で使ってみる(その3)

                                               

 一般意味論のひとつのねらいは、出来事や誰かの発したコトバ・・・あるいは自分の思考に対して脊髄反射的に反応するのではなくて、出来事やコトバ、思考、それに対する反応の間にタメをつくること。

独り言


 外的出来事と自分自身の意味反応の間にタメをつくる

 今日も、一般意味論を日常生活でどのように活かすのか?「Using General Semantics[1]15のフォーマットだけ借りて説明することにしましょう。

 以下のリンクでも書いていますが、一般意味論の原則としてよく知られた概念として3つが存在します。ここでの原則は哲学で言うところの表象主義を取っており、さらに一般意味論の創始者であるアルフレッド・コージブスキーのコトバを借りるとアリストテリアンと呼ばれる要素還元主義的な考え方から非アリストテリアンと呼ばれる考え方の転換を示すことになります。


 それで、その原則は、
 第一の原則が、「地図はそれが示す土地と同じではない」(非同一性)。
第二の原則が、「地図は土地のすべてをあらわしていない」(非全体性)。
第三の原則が、「地図についての地図を作ることができる」(再帰性、自己反映性)。

です。

それで、認識の主体は、外的出来事、相手のコトバ(記号)あるいは自分の思考や思考の枠組に対して意味反応をしているということを以下のリンクで書いたわけですが、


 まずは、1)意味反応がどのようなプロセスで起こるのか?評価してみましょう。2)出来事やコトバと意味反応の間にタメ(遅延反応)をつくってみましょう。3)その意味反応以外に取りうる別の反応について考えてみましょう。というのが一般意味論の試みということになってきます。

それで、上の1)についての質問が、以下のような質問です。
·        私は何かの意味反応を行なっている時、周りでどんな事態が進行しているのか?
·        私は何を知覚しているのか?
·        何を考えているのか?
·        何を感じているのか?
·        何をしているのか?
·        どこが動作しているのか?

次に上の2)について意味反応にタメをつくる質問が以下のような質問です。
·        どのようにしたらその意味反応を遅らせることが出来るのか?(いちいち精髄反射的に反応しないようにするにはどのようにしたら良いのか?)
·        私は意味反応することを待つこと出来たら何が起こる?

次に上の3)について別の意味反応を見つける質問が以下のような質問です。
·        今までその意味反応をどのように選択してきたのか?
·        もし、他の意味反応をとれるとしたらそれはどのような反応なのか?
·        その他

それで例えば、以下のリンクでコップ半分の水を見て、半分しかないと考えるようであれば、悲観的で、半分もあると考えると肯定的だというような単純なのはいけないと書いているわけですが、当該状況を考えて、自分のコップ半分の水に具体的にどのように反応しているのか?それ以外の反応はできないか?と別の選択肢があることも考えてみるのが一般意味論だというわけです。


もちろん、心理療法家のミルトン・エリクソンなどもクライアントからリソースを引き出すことでこの意味反応に変化を起こす技法というところが見えてくることになります。

 (つづく)

文献
[1]http://communication.ucsd.edu/_files/Berman%20-%20Advanced%20General%20Semantics%20Workbook%20Part%202.pdf

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