2013年4月11日木曜日

一般意味論の概念を質問に落として日常生活で使ってみる(その4)

                                               

 人の知覚や認識、さらにそこから引き出されている意味反応というのは案外いい加減なもののように思えてきますねぇ。(笑)

独り言


 マルチオーディナリティ

 今日も、一般意味論を日常生活でどのように活かすのか?「Using General Semantics[1]15のフォーマットだけ借りて説明することにしましょう。

 今日は、一般意味論のマルチオーディナリティ(Multiordinality)について説明しておくことにしましょう。

 一般意味論の3つの原則について昨日説明した通りですが、第三の原則に「地図についての地図を作ることができる」(再帰性、自己反映性)ということがありました。

これは認識主体の地図についての地図を無限に参照できることを示しています。例えば、コーチングなどでクライアントの良い状態の心身状態を引き出す場合のことを考えてみましょう。クライアントが「この目標が達成できるかどうかはまったく自信がないのです。」と状況や将来のある時点をイメージしてつぶやいたとしましょう。そして、実際にこのクライアントはまったく確証がない心身状態に居ることが分かったとしましょう。

それで、ある意味コトバのレトリックでもあるのですが、ここでコーチが活用できるのがマルチオーディナリティの概念です。コーチは「自信がないということについては自信を持って断言できるのですね。」というように再帰性や自己反映性を利用して、例えば「自信がない」から「自信がある」へ、同じ対象についても異なる意味反応や心身状態を変える、あるいは決断や行動を行う場合に適当だと思われる心身状態を引き出していくことが出来るのがこの概念ということになります。

マルチオーディナリティについては家族療法家のヴァージニア・サティアが活用していたのは以下のリンクでも書いた通りです。


それで、マルチオーディナリティを活用する質問が以下のような質問になります。

·        私はその事にどのように反応しているのか?
·        私は自分の反応に対してさらにどのように反応しているのか?
·        この反応が続くと何が起こる?
·        私がこの反応にうろたえているとしたら何が起こる?
·        私がこの反応を受け入れたら何が起こる?
·        過去の経験や将来に起こりうるシナリオではなく今起こっている事実に焦点を向けたら何が起こる?


 (つづく)

文献
[1]http://communication.ucsd.edu/_files/Berman%20-%20Advanced%20General%20Semantics%20Workbook%20Part%202.pdf

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