2013年4月25日木曜日

一般意味論の概念を質問に落として日常生活で使ってみる(その14)

                                    

 宅配便のトラックの後ろに「このトラックは山田太郎が運転しています」と書かれていたり、あるいは、プロジェクトの担当表に「担当、鈴木花子」と書いたりすることがあります。これは、一般意味論的には「地図は領土である」の勘違いなのですが、トラックと自己、タスクと自己を同一だと勘違いしてもらってその仕事に責任を持ってもらうのには役に立っていますよねぇ、ある意味問題の内在化です。

もちろん、こういう人たちが一般意味論を勉強して「地図はそれが示す土地そのものではない」を主張し始めて「山田太郎という文字とわたしである山田太郎は違う」と妙に外在化された形式で主張されても困るのでしょうけれどねぇ~(爆)。

 独り言


自己再帰的意識と内在化/外在化

 今日も、一般意味論を日常生活でどのように活かすのか?「Using General Semantics[1]15のフォーマットだけ借りて説明することにしましょう。

 それで、再帰性、自己反映性(Self-Refexsiveness)について書いておきましょう。

一般意味論の3原則については以下で書いていますが、

 
 ここでは3つ目の原則である再帰性、自己反映性、つまり自分の中に地図を再帰的に参照できるということについて説明しておきましょう。この概念を簡単に言うと事実はひとつでも、その事実に対する解釈はいくつも存在する、またややこしいことに、解釈についての解釈が可能だということになってきます。もちろん、これだけだとウンチクの無限ループに入ってくるだけになるのでもう少し建設的な使い方について書いておきましょう。

立場、視座を変えてみる

人はミラーニューロンが発達しているせいかどうかは不明なのですが、少なくとも自分の頭の中で立場、視点を変えて考えてみることができます。これもある意味、自己再帰的意識、自己反映性によるわけですが、質問に落とすと以下のようになってきます。

·        相手の立場に立ってみたら何が起こる?
·        自分が担当者になったとしたら何が起こる?
·        自分が担当だと考えると評価や意味付けは変わる?

複数の意味を認識する

 事実はひとつでも意味や解釈は色々あります、一般的な意味や解釈にとらわれずに違う意味や解釈に気づくことは非常に重要だと思います。それで、これに注目する質問は以下のようになります。

·        それに対する独自の定義をどのようにつくっているか?
·        その出来事の定義について別の定義はないか?
·        コトバや経験に対する意味をどのように思い出しているのか?

 (つづく)

文献
[1]http://communication.ucsd.edu/_files/Berman%20-%20Advanced%20General%20Semantics%20Workbook%20Part%202.pdf

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