2013年5月13日月曜日

コーチングって何だろう?

                                  

 コーチングって心理学とかシステム論とか哲学の概念や理論から演繹的につくられたものや、なぜか分からないけれど上手くやっているコーチのやり方を帰納的にまとめたもの・・・とか色々あるので、単にコーチングって何?って言われても説明するのが難しいのですよねぇ(笑)。

 で、このような状況の中での課題、コーチはそのコーチングが機能する変数は何か?を考えておかないといけないこと、要は、そのコーチング手法が機能する状況をきちんと選ぶこと、また利用者側は、コーチングって何がなんだか分からなくなっているという2点なのでしょうねぇ・・・・

独り言


 どんな種類のコーチングがあるのか?

 今日は、「コーチングって何だろう?」について書いておきましょう。コーチングもある意味その定義や適応範囲は人によって違うため一意的に定義するのが非常に難しいコトバでもあります。つまり、「あなたの言っているコーチングと私の言っているコーチングは根本的に違います」といって喧嘩を始めるような状態になってしまっているような状況です。(笑)

 もちろん、ここで「コーチングって何だろう?」という問いの立て方よりも「どんな種類のコーチングがあるのか?」と問いを立てたほうが実は建設的だったりもするわけです。

 で、欧米ではコーチングの効果を(科学的)証拠に基いて検証しましょうといったエビデンス・ベースド・コーチングの流れがあるわけですが、今日はエビデンス・ベースド・コーチングの流れに沿った「What is Coaching? [1]というタイトルのエッセーを少しご紹介しておきましょう。

 コーチングを理解するためのそもそも論から考えるとここには西洋的な「分ける=分かる」という構図があるわけで、このエッセーではコーチングを理解するための切り口として 1) 指示的 非指示的 2) 個人の発達 ゴールの達成 3) 療法志向  パフォーマンス志向 のどちらのかを設定して、想定されているそれぞれのコーチングが一体どのあたりに入るのか?を分類して、いくつかのコーチング手法が紹介されている形式になっています。もちろん、なんでも簡単に分けられるわけではないけれど、コーチングのスタイルとして上をもう少し噛み砕くと、 1) 教える-引き出す 2)結果を受け入れる-ゴールを目指す 2) 癒し重視 - 成果重視 のよう二項対立で見て、どちらが1でどちらが0かのビットを立てて分類するとどうなるのか?という形式を取っているという具合です。

 それで、個人的にも愛読書であるシドニー大学のトニー・グラントが編集した「Evidence Based Coaching Handbook[2]の中で紹介されていたいくつかコーチング手法が上の切り口で分類されているような格好になっているわけですが、上の切り口を通してみるとそれぞれの手法にインデックスがついて割と腑に落ちる形式で整理されたように思ってきます。

コーチングの形式
指示的-非指示的
発達-ゴール
療法―パフォーマンス
ヒューマニスト
非指示
発達
療法
行動主義
指示
ゴール
パフォーマンス
成人発達
指示
発達
療法
認知主義
指示
発達
療法
システミック
非指示
発達
療法
ポジティブ心理学
指示
発達
療法
アドベンチャー
指示
発達
パフォーマンス
成人学習
非指示
発達
療法
解決志向
非指示
ゴール
パフォーマンス

それで、これだけ見ただけでも色々なスタイルがあるわけであり、コーチは少なくとも状況に応じていくつかのスタイルが取れるようになっていないといけないようにも思ってくるわけです。何が変数なのか?ってことですねぇ。そうじゃないと、トンカチしかもっていないのでいつも釘を探すように、ピッタリあった状況を探さないといけないことになってくるわけですねぇ(笑)。

(つづく)

文献
[2] http://www.amazon.co.jp/dp/0471720860/


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