2013年5月16日木曜日

コグニティブ・コーチングの質問(その2)

                               

 抽象的な概念を具体的な状況に適用して具体的に行動する。あるいはいくつかの行動や結果から抽象的な概念を得る・・・・のように認識の抽象度を上げたり、下げたりというのが学習の基本のようですねぇ。

 もちろん、具体的なことを具体的なこととしてしか理解できないというのは頭が悪いということの言い換えでもあるのでしょうし、逆に抽象的なことで抽象的な行動しか思い描かない人は、頭はよいのでしょうが実践では役立たずと言われることになるのでしょうけれどねぇ。(笑)まぁ、昔から知行合一いったりするわけで、抽象度の異なる知識と行動をどのようにリンクするというのは非常に悩ましい問題でもあるわけです。

独り言


 メタ認知規則

コグニティブ・コーチングの質問を読んでいて面白いなと思うのは、この背景に「メタ認知力」を鍛えるねらいが垣間見えることです。メタ認知は文字通り、思考や行動、等を認知の対象とした認知についての認知であり、1)宣言的知識、2)手続き的知識、3)条件付き知識を含んでおり、メタ認知力が高い人は事実から推論された抽象的な思考や戦略的な思考が得意だと言われています。[1]

また、メタ認知をプロセスに落とした形式としてメタ認知規則があり、1) 計画 2)モニタリング 3)評価の3つのスキルが重要視されていることになります。もちろん、実際は計画の後に何らかの実行が伴うような格好になっていると思います。これからすると、一歩引いた視点から将来を予測して計画を行い、行動し、そして予測した計画と実際の進捗にどれくらい差分があるのか、また、それをどのように評価するのか?というように、プロジェクト・マネジメント知識体系(PMBOK)のプロセス群で定義されていたようなスキルを具体的な状況の中でどのように活用するのか?ということが問われているような格好にもなっています。

それで、昨日のコグニティブ・コーチングの質問は、[2]このメタ認識規則のプロセスに基づいてメタ認知力を強化するような方向で設計されていることが分かってきます。それで、分かる人には分かる根幹となる技法が 1)課題の状況を設定して 2) 実際にその状況をありありと思い描いてもらって 3) メタ認知してもらう 、それで何かに気づく・・・という感じの繰り返しになると思います。もちろん、課題を複数設定して、それを同時にメタ認知するというような TOCの3クラウド法のようなやり方で現在、行動や思考に制限を課している枠組を超えるようなやり方もありますけれどねぇ。

さて、前置きが長くなりましたが Youtubeに勉強が出来るようになるためにメタ認知を強化しましょうという映像がアップロードされていたのでご紹介しておきましょう。もちろんこの理屈は社会人になって何かを勉強する時にも役立つように思ってきます。



(つづく)

文献

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