2013年5月21日火曜日

心理療法における間接暗示のモデル

                               

 アメリカンなコーチングって「What do you want ?」(何を望むのか?)とかみたいなちょっと即物的な側面があって安直だなぁと思うのだけれど、反対に、心理療法家のミルトン・エリクソンは、メタ・メッセージと間接暗示で意識しない間にクライアントの望むことを浮かび上がらせるような支援をやっているので格好が良いって言えば格好が良いですねぇ。(笑)。まぁ、ビジネスの場面を考えれば分かることだけれども、商談とかやっていて営業が顧客に「この商品を買う気はありますか?」「買うとすればいつですか?」とかいきなり野暮なことは聞かないのと同じでしょうけれどねぇ・・・・
 
独り言


認識や行動が変化する必要条件

心理療法家のミルトン・エリクソンが良く使った間接暗示の技法については以下のリンクで少し書いたわけですが、


ネットで「The Intentional use of indirect suggestion in counseling [1]という修論に付属するプロジェクトの論文を見つけて読んでいたわけですが、今日はこれについて少し書いて置きましょう。


この論文の冒頭にあるように、過去色々な研究者が間接暗示の効果を検証しようと試みてきたところがあるわけですが、多くの場合これが失敗に終わったという前提があります。そこでこの論文で独自に間接暗示のモデルを構築して、この効果を検証しようという意欲作ということになっているわけです。

過去の例で言うと、ベイトソンがサイバネティクスの知見を持ち込んでミルトン・エリクソンのコミュニケーションのモデル化を試みたり、ウォツラウィックはコミュニケーションの公理で公式化を測ったりというところがあると思いますが、実際に間接暗示がどのように機能しているのか?について効果検証を行うというところは少しあやふやな点があるようにも思ってきます。
 何れにしてもこのあたりは非常に難しい分野でもあるのでしょうが、引き続きこのブログでもテーマとして行きたいと思います。

(つづく)

文献
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