2013年5月4日土曜日

ビジネス・コーチングの市場

                                               

ビジネス・コーチングって米国でも思ったよりニッチな市場だしまったく成長もしていないのだよねぇ~。で、マスマーケットとは対局にあるマーケットなのでしょうねぇ。逆の言い方をすると従来のマス・マーケティング的な発想ではやっていくのが難しい市場なのだろうなぁと思います。(笑)

独り言


 いくつかの市場調査

ビジネス・コーチングの市場について少し書いておきましょう。もちろん特定の調査会社との利害関係はありませんし、正確を期す場合には複数のデータをメタ分析するような格好で行ったほうが良いでしょう。

米国のビジネス・コーチングの市場調査

で最初に米国の状況についての調査をひとつ[1]IBSI World社の調査によれば、全米の市場規模が(1100円で計算して) 1,000億円ほど、08-13年の市場成長率が 0.1%、就業者が 78,532人。市場の特徴は、特定の企業に寡占されていない言わば群雄割拠の状態であること。

米国でもビジネス・コーチングという市場がとても小さくてニッチ市場であるという印象です。一人あたりの売上になおしても127万円程度。しかも市場はまったく成長していないということ。

もちろん、スポーツの世界などでもそうなのでしょうけれども、これから推測されるのはごく一握りの人たちが高収入を得ているような構図になっていると推測されます。

日本でのデータ

産経ビジネスに掲載されたグラフから[2]、特定の会社を揶揄するつもりはまったくないわけですがベースは提灯記事ですから、これを差し引いて読む必要があるように思ってきます。さて、10年間でコーチング講座の受講生が5,000人というと凄そうですが、受講人数の伸び率というと、ほとんど伸びがないこと。悪く言えば毎年 500人程度のコーチ資格を持った人間がダラダラ排出されている状態で、それを受け入れる市場側の伸びがほとんど無い、年によっては前年度割れという感じになっているのだと思います。

もちろん米国でも市場規模が 1000億円程度ですから、日本の一部上場企業1社の売上にも満たない市場であり日本でも非常に小さな市場であることは間違いないのだろうなと思います。もちろん唯一こういった市場に機を求めるのは群雄割拠で特定の会社が市場を寡占していないし参入障壁も低いので誰でもエントリー出来るというところなのだと思いますが、逆にいうと技術などの参入障壁をつくって防御しにくい市場ということでもあるのだと思います。つまり工夫の余地はいくらでもあるけれども継続的に成長していくのは難しい市場でもある、ということですねぇ。

 (つづく)

文献

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