2013年6月9日日曜日

ダブル・バインドにはご用心(その14)

                               

 相手が意図したとしても意図しなかったとしても相手から結果ダブル・バインドを仕掛けられた構図になってしまったとしましょう。これに、何も考えずに脊髄反射すると、「服従」もしくは「拒否」のような単純な二元論の反応に陥ってしまうような感じがしています。

 もちろん、これでは芸がないわけで、少々難しいダブル・バインドの状態でも、単純な二元論で答えを出すのではなく、まず、自分の認識や身体感覚にタメをつくって、そのダブル・バインドを起こしているより大きな構造やループに気づき、最終的には相手と Win-Win の解決策を導くのが最善なのだろうなと思っているとこでもあるわけです。

独り言


ダブル・バインドへの対処(2/6)- コンフリクト・マネジメントの方針を決める

 ダブル・バインドの定義に戻って[1]、その状況を引き起している条件を考えると、そこには基本的には2人以上の人が関与していることになります。

もちろん、相手と自分とのコミュニケーションにおける相互作用において何らかのダブル・バインドが起こるということもあるでしょうし、あちらを立てれば、こちらが立たずという具合に複数の人や組織の間で板挟みになっているということもあるでしょう。

それで、基本的にはダブル・バインドは人によってもたらされるわけであり、その解決は必ず一般的なコンフリクト・マネジメント[2]に従って行なってみようというのがここでのアイディアになってくるわけです。

もちろん、対立を起こしている相手と腹を割って話をする、つまり、相手の意図の深いとことまで探るということもあるでしょうし、場合によっては直接対話できない相手ということになれば、フォン・ノイマンが研究し、ダブル・バインドを提唱したグレゴリー・ベイトソンによっても言及されているゲーム理論[3]を使うようなことになってくるのだと思います。




 さて、Youtube の映像を参照すると、相手を想定してコンフリクト・マネジメントの戦略を考えると、基本的に5つの戦略が示されています。もちろん、こちらがダブル・バインドにハマっている場合は、何をしても都合が悪い、あるいは簡単に言うと負けになるため、よほど大戦略があって負けを受け入れるという場合は別にせよ、最終的には相手とのコラボレーションによる Win-Win の解決策を目指していくということになるわけです。

で、この映像で示されている戦略は次の5つです。

1.     回避(その状況から逃げる、回避すること)
2.     競争(相手と競争する、戦う)
3.     妥協(相手と妥協する)
4.     調整(相手と調整する)
5.     コラボレーション(相手と積極的に協調する)

もちろん、ダブル・バインドの状態に陥っている場合は、単純に回避することが困難であったり、あるいは相手を巻き込んで競争することが困難だったりするようにも思ってくるわけですが、そのあたりはまずダブル・バインドが起こっているより大きなパターンを読んで対応するしかないのかなぁと思っているところでもあるわけです。

もちろん、組織の課題のような場合は上の方向性の何れかを頭にいれながもう少し詳細な情報を整理していく必要があるように思ってきます。

何れにしても最終的には2者間での Win-Win の状態を目指して対立解消を目指していくことになると思います。

(参考)
https://docs.google.com/file/d/0B08_fMDft6NpWmRkaHViWHJkazg/edit
http://ori-japan.blogspot.jp/2012/07/blog-post_20.html

(つづく)

文献

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