2013年7月3日水曜日

プロジェクト・マネジメントにおける家族療法的な知見



 欧米のプロジェクト・マネジメントのハード・スキルとしての方法論だけを突き詰めると、とにかくタスクを二元論的に切り分けて能力に併せて担当者に仕事をアサインして管理すれば OKみたいな発想になってしまうわけです。

もちろん、これだとデカルトの二元論の世界に逆戻りで、もっと人間的な要素を考えていないと上手くいかないことが多いことが分かることになります。

 その意味では、ハード・スキルを補完するソフト・スキルは非デカルトのパラダイムに基づいていて人間を扱うもっともセクシーでエレガントなものじゃないといけないのだろうなと思ってくるわけです。(笑) 

  と、小難しいことを書いてみましたが、とりあえずチームは家族のようなものだと考えようということですねぇ(爆)。

 独り言


ソフト・スキルとしての家族療法的知見

  プロジェクト・マネージャに要求されるスキルとしては、ハード・スキル、ソフト・スキル、そしてメタ・スキルなどがあります。[1]

 それで、ハード・スキルとしての「理論、手法やツールに対する理解」を持っているということはある意味当たり前だとして、最近はでは、ソフト・スキルとしての「自己や対人関係についてのスキル」、メタ・スキルとして「スキルを使いこなすスキル」が重要視されつつあります。

 もちろん、ソフト・スキルというのはそれまで育ってきた環境などに依存していることも多く、一般的には暗黙知として存在しているため形式知として学ぶのが難しいスキルのようにも思ってきます。

 それで、個人的には、ソフト・スキルの部分こそ短期療法・戦略的家族療法の出番なのだろうなと思っているわけですが・・・・・プロジェクト・マネジメント手法の普及団体であるPMIの支部サイトを見ると家族療法のスキルをもった人の講演などが掲載されていて、なるほど考えることは同じですねぇ、と思ってしまったわけです。[2][3]

  それで、プロジェクト・マネジメントの世界もハード・スキルを真面目に勉強すれば勉強するほどデカルトの二元論の世界に逆戻りということになってしまうことになるわけで、このあたりは非デカルト、例えばベイトソンやマトゥラーナとかヴァレラとかの世界観に基づいたマネジメントの手法が必要ですねぇ、となってくると思います。

 もちろん、家族療法的な知見を使いこなすことで、たとえ困難な状況でもチームの絆が強化されるとか、人間関係は良好に保たれるとか、一人一人の成長と学習が他のメンバーによって支援される・・・ということになってくるのだと思います。もちろん、元々が心理療法ですからメンバーのメンタルの調子が良好に保てる、調子が悪い人が出ても直ぐに対策が打てる・・・ということになってくると思います。

 それで、とりあえず Youtubeに家族療法のエッセンスについて説明してある映像がいくつかあったので、細かい系譜は無視して、これを貼り付けておくことにしましょう。

 
 
(つづく)

文献

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