2013年8月14日水曜日

ナラティブを使った組織のチェンジ・マネジメント



 外的環境が大きく変化している時、創業者の都市伝説みたいなものが案外組織の認識や行動を制限しているようなことになっているような気もするわけです。

 しかし、こういう組織に理屈だけで、「変化に対応するために、新しいことをしましょう」と提案しても抵抗を生むだけのようにも思います。

 では、どうするのか? もちろん、論理的に整合性のある案や計画はつくらなければならないのでしょうが、組織の認識や行動に変化を起こすために、新たな都市伝説をつくるためにナラティブ・アプローチを使うというのは考慮しても良いかも、と思うわけです。

 この場合、心理療法家がクライアントの認識や行動の変化を支援するために、メタファーやナラティブを使うのと同じように、コンサルタントが組織の認識や行動の変化を支援するためにメタファーやナラティブを使う、ということになってくるのでしょうけれども・・・・・・・・そう考えるとチェンジ・マネジメントを行う場合、コンサルタントは心理療法家でもあり童話作家でもある、という役割が求められることになるのでしょうねぇ・・・・(笑)。
 
 独り言


組織の変化を支援するためのナラティブ・アプローチ
 
企業や各種団体などの組織が外的環境の変化に対応して自ら変化することには大きな抵抗が生じる、ということはTOC(Theory of Constraints)の切り口を使って以下のリンクで書いたところです。


 もちろん、ここで厄介なのは、問題を論理的に解決出来る案を示せば組織が変化するわけではないことです。つまり、組織は非論理的な面も持っており、場合によっては理屈に合わない心理的な抵抗ということが最も厄介な抵抗でもわるわけです。

 では、このような抵抗に対してどのように対処するのか?

Storytelling as interactive intervention Applying the narrative approach in organizational change[1]というエッセーを読むと、この一つの解になるのは、心理療法家がクライアントの認識や行動を変化させる支援としてメタファーやナラティブを使うのと同じように、組織の認識や行動を変化させるためにメタファーやナラティブを使うことなのだろうなぁ・・・・と考えていたところだったというわけです。

 もちろん、こういったメタファーやナラティブをつくる時には、組織の置かれている事実や課題を把握して、それを isomorphic にマッピングしたメタファーを構築する必要があるのでしょうが・・・・・


(つづく)

文献
[1]http://www.breuer.nl/artikelen/Storytelling%20as%20interactive%20intervention.pdf

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