2013年8月18日日曜日

短期療法を理解する2つのコミュニケーション理論



 短期療法のコミュニケーション理論ってメラビアンとは関係ないと思うのですがねぇ・・・・・(笑)。
 
 独り言


短期療法を理解する2つのコミュニケーション理論
 
今日は手短に、
 
The Two Beginnings of Communication Theory[1]というエッセーを読んでいたのですが今日はこれについて少しご紹介しておきましょう。

 ここでの問いは「短期療法を理解するためにはまずどのようなコミュニケーション理論を理解すれば良いですか?」です。

 ざっくり、いうと人類学者のグレゴリー・ベイトソンは心理療法のミルトン・エリクソン等の技法を観察してコミュニケーションの理論めいたものを構築することになります。もちろん、エリクソンは自分の技法を形式知としては残していないということになるので、ベイトソンがサイバネティックスなどの学問のフレームワークを使ってエリクソンなどの技法からコミュニケーションの理論を形式知として取り出したというような構図がここに存在します。

 それで、このエッセーでは、短期療法におけるコミュニケーションを理解するためにはじめにに学ぶ必要のある2つの理論について書かれています。

一つはベイトソンが「精神のコミュニケーション」[2]に書いているような、「メタ・コミュニケーション」や「アナログ/デジタルなコミュニケーション」といったような概念。このエッセーでは明示されていないですが、ベイトソンが処女作「Naven」の仲でニューギニアのフィールド・ワークとして取り出した人と人との関係性としての「コンプリメンタリー」「シンメトリー」「レシプロカル」というのもここに入ってくるでしょう。

そしてもう一つは、ベイトソンの理論を発展させたMRI(でベイトソンと研究を進めていた)ポール・ウォツラウィックらの「コミュニケーションの5つの試案的公理」というわけです。
 
 それで、このエッセーではウォツラウィックの立場を指示的として、この理論がヘイリーの戦略的家族療法、ニクラス・ルーマンの社会システム論に引き継がれ、ベイトソンの非指示的立場は、家族療法家のポール・デル、第二次サイバネティックスのハインツ・フォン・フォルスターに引き継がれていることが指摘されているところです。

 もちろん、個人的にはこのあたりに線を引いて考えたことがなかったのであえて区別を付ける意味が分からないところではあるわけですが・・・・・・・・これはこれでよしとしましょう。(笑)

(つづく)

文献
[2] http://www.amazon.co.jp/dp/4783511748/

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