2013年8月26日月曜日

ヒプノセラピーのオートポイエティックな説明



心理療法家のミルトン・エリクソンの技法をオートポイエティックなシステム論の視点を立てて観察するのも一つの切り口ではあるのでしょう・・・・・・

 独り言


臨床催眠のオートポイエティックな説明
 
 今日は、手短に。

アリゾナ州フェニックスで心理療法を行っていた心理療法家のミルトン・エリクソンが暗黙知として実施していた心理療法の技法を形式知化するために、カリフォルニア州のパロアルトのMRIで研究を続けていた人類学者のグレゴリー・ベイトソン等のグループが持ち込んだのが当時東海岸で研究されていたシステム理論、具体的には(第一次から第二次になりかけの)サイバネティックスだったという背景があります。

従ってここには膨大なクライアントとの対話という形式の暗黙知として存在しているエリクソンの技法と何らかのフレームワークや理論で形式知化されて取り出された技法としてのベイトソン達の短期療法の技法があるという構造がここに成り立つことになります。

これを前提として The American Journal of Clinical Hypnosis に掲載された「Systemic Hypnotherapy: Deconstructing Entrenched Ambivalent Meanings In Self-Organizing Systems[1]という論文を読んでいたのですが、これがまた結構格好の良い感じで仕上がっているように思います。

ここでは、基本的に知覚・認識を持つクライアントが一つのオートポイエティックなシステムであり、ここにセラピストというシステムがまるで一緒にダンスを踊るように構造的カップリングをして、クライアントの不都合な思い込みを変える形式で、新しい意味を構築するというような、ベイトソン達のアイディアの切り口を変えて発展させたような形式になっているわけです。

もっとも、これが何の役に立つのか?と即物的な質問をされると少々困るところもあるわけですが(笑)。少なくとも怪しさ、とか胡散臭さは低減できるのだろうなぁ・・・と個人的には考えているところだったわけです。

(つづく)

文献
[1]http://www.asch.net/portals/0/journallibrary/articles/ajch-50/50-1/fourie50-1.pdf

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