2013年8月5日月曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:ジェフリー・ザイク博士のユーティライゼーション



 ジェフリー・ザイク博士は根が良い意味での学者さんで自己啓発セミナーみたいに妙ちきりんなことを言って煙にまかれることはないので安心して見てられますねぇ・・・(笑)。逆にそんな感じにならないように凄く気をつけておられる感じもしますけれど・・・・・

 独り言


ユーティライゼーションの講義

 エリクソニアンである心理療法家のジェフリー・ザイク博士の California Southern University での講義の模様が YoutubeのCSU公式サイトにアップロードされていたので今日はこれをご紹介しておきましょう。 お題は、ユーティライゼーション (Utilization)です。



 ユーティライゼーションは、ミルトン・エリクソンの技法というよりも哲学にあたる部分で、簡単に言ってしまえば、クライアントの目的達成や望む変化を得ようとした場合に、偶発的な出来事など使えるものは何でも利用しましょうというアプローチということになります。

で、エリクソンの視点というよりベイトソンの視点からシステム論で説明したのは以下。


 また、ユーティライゼーションについては、1976年にミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシによって出版された Hypnotic Realities[1] の中に、The Utilization Theory of Hypnotic SuggestionTrance Training and Utilizationという項目が含まれているのでこれを参考にしていただくと良いでしょう。 

 ここでは、クライアントとセラピストが協調しながらクライアントの特定の思考プロセスを引き出したり、利用したりという意味でのユーティライゼーションの理論と暗示、そしてトランス誘導時のユーティライゼーションが説明されています。つまり、エリクソンの技法は合氣道や柔道の試合ではないのですが、クライアントとの偶発的な相互作用の中で柔軟に行われる、ということになってくるわけで、単にスクリプトを読めば良いということにはならないわけです。

 また、ユーティライゼーションはたとえそれがクライアントの欠点であっても、その欠点が活きる状況を見つけてその状況でクライアントの自己効力感を高めていく支援ということでもあると思います。

それで、余談ですが、以下のリンクの話も出てきますねぇ・・・(笑)。


(つづく)

文献
[1] http://www.amazon.co.jp/dp/0829001123/

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