2013年8月9日金曜日

米国とイラク、二国間のサイバネティック・モデル



 心理療法家のミルトン・エリクソンらが暗黙知として行なっていた治療の技法に、サイバネティクスのようなシステム論を当てて、セラピストークライアント、クライアントー利害関係者(家族)の関係性を形式知としてモデル化したのはMRIのベイトソン・グループというわけです。

 それで、こういった短期療法や家族療法のモデルが人と人との間に使えるのであれば、国と国との間にも使えるだろう・・・と考えて国際関係に適用したのが今日ご紹介する論文。で、こんなことやると博論になるんだぁ・・・・・へぇ・・・・・・(笑)。

 独り言


国際関係におけるサイバネティック・モデル
 
A CYBERNETIC ANALYSIS OF THE UNITED STATES OF AMERICAíS
RELATIONSHIP WITH IRAQ[1]という国際関係にサイバネティクスで形式知化されたサイバネティクスのモデルを適用した博論を読んでいたわけなのですが、これが非常に面白いときています。

 このあたりの研究は、カリフォルニア州パロアルトにある心理療法の研究所であるMRIのベイトソン・グループが研究していたところがあるわけです。

 で、ベイトソンたちのチームは、これを個人や家族といった単位で心理療法の技法として適用していたところがあります。

 これを前提として上の博論を読むと、このモデルが米国とイラクの関係、言ってみれば家族崩壊のような状態になった無秩序な状態にこのモデルを適用して関係修復を図るにはどうしたら良いのか?みたいな感じで考察されているのがこの論文となってきます。

 もちろん、個人的には米国はイラクのことを自国の家族みたいな国のように考えているのか?とか色々突っ込みどころはあるわけですが、少なくとも、個人や家族といった単位で用いられていた家族療法のサイバネティックなモデルが国家に適用されているという点は面白いところなのでしょう。

 こう考えると日本とアメリカの関係をサイバネティックなモデルで分析してみるとどうなるのか?といった興味も湧いてこないのではないのですが、大戦中にマーガレット・ミードとグレゴリー・ベイトソンとルース・ベネディクトがCIAの前身の組織の以來を受けてこんなことをやっていたよなぁ、今持って機密だから公開されていないけれど・・・と思ったところだったわけです。


(つづく)

文献
[1]http://scholar.lib.vt.edu/theses/available/etd-12232006-234249/unrestricted/MattMorrisDissertation.pdf

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