2013年8月13日火曜日

REBTとACTは違いを超えて統合できるのか?



人というのはどうも「あいつと俺達はちがう」みたいな感じで違いを見つけていくような生き物のようにも思ってきます。

それで、人類学者のベイトソンのフィールド・ワークからも分かるように、シンメトリーな関係がエスカレーションすると個人―個人の関係なり、グループーグループの関係は壊れて結局分裂してしまうということになってしまうわけです。

それで最近は一般意味論がある程度分かるようになったので、一般意味論からかなり影響を受けている アルバート・エリスの REBTもかなり深いところから分かるようになってきたところがあるわけですが、晩年のエリスが REBT ACT が統合できるのか?お互い少し変更することで統合できる・・・というエッセーを読むと反対派をなだめる長老のような立場でACTを擁護しているようなコンプリメンタリーな感じの何らかの思いが伝わってくるというわけです。

 独り言


REBT ACTは違いを超えて統合できるか?
 
 元々一般意味論は「病を治すことよりも正常な個人の可能性を広げることに重きを置いている」ところから出発しているところがあります。逆に心理療法としての応用がアルバート・エリスの論理情動行動療法(REBT)ということになるわけですが、この療法が一般意味論の影響を受けているのは色々なところで語られているところです。[1]

 それで、数学が理解できれば経済学も物理学も理解できるというようなアナロジーで考えると、一般意味論がわかれば論理情動療法も分かるというような構図が成り立つわけですが、個人的に一般意味論はある程度理解しているので、論理情動療法も論文を読めば難なく理解できるということになるわけです。

 それで、エリス自身が晩年に近い時期に書いた「CAN RATIONAL-EMOTIVE BEHAVIOR THERAPY (REBT) AND ACCEPTANCE AND COMMITMENT THERAPY (ACT) RESOLVE THEIR DIFFERENCES AND BE INTEGRATED?[2]エッセーを興味深く読んでいたというわけです。

 ここでのテーマは認知行動療法の一つの技法であるREBT ACTはその違いを超えて統合することが出来るのか?というテーマだというわけです。

 このあたりは想像するに、それぞれの違いが強調されてお互いの学派の仲が悪いというようなことがあったのではないか?と想像されるわけですが、そこに長老であるエリスがお互い少しの変更を加えればそれぞれの方法論が統合できると考えている点が面白いところなのでしょう。

 それで、ACT の理論の要である Relational Frame Theory ACTの開発者であるスティーブン・ヘイズから語られている映像が Youtubeに上がっているわけですが、要は B.F.スキナ―の学派の理論を使ったこの理論が理解できれば ACTは理解できるということになるわけですねぇ・・・・・



 で、余談ですが、ミルトン・エリクソンから派生した短期療法の理論に比べると理論整然としているところはあるのでしょう・・・・・・

(つづく)

文献
[2]http://contextualscience.org/system/files/Ellis,2005.pdf

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