2013年9月10日火曜日

システム思考家が身につけるべき13の習慣



 なぜ、「システム思考が必要なのか?」を考えるために、その反対方向として、「システム思考をしないとどんな悲惨なことになるか」といった、そのアンチパターンとしてドラえもんについて考えると理解が深まるように思います。

 ドラえもんのストーリー展開の典型的なパターンとして以下があります。

    のび太が何らかの問題で困っている
    ドラえもんがその問題の症状をなくすための道具を出す
    のび太がその道具で問題の症状をなくす
    一見問題は解決したように見える
    しかし、真因は解決されていなかったり、道具による解決が次の問題の原因となって、思わぬ副作用が現れて終了、それがオチとなる

つまり、ドラえもんのストーリーの根底にあるメッセージとして、目の前にある問題の症状に対して安直かつ局所的に対処すると、問題の根本原因がなくなるわけではないため、問題の症状なくなっても、別のところにより酷い症状が現れることを伝えたいのだなぁとも読めてくることになります。

つまり、ドラえもんは、真因を解決しないといつまでも何らかの症状は続く、あるいは今の解決が未来の問題になる、といった、暗にシステム思考のススメを説いているようにも思ってくるわけです。

では、仕事や日常生活でおこる問題を解決するためのシステム思考の習慣を身につけるのはどうしたら良いのか?それがここでのテーマとなってくるわけです。
 
 独り言


システム思考家が身につけるべき13の習慣

Habits of a Systems Thinker[1]というWeb サイトのドキュメントを読んでいたわけですが、これが中々よく出来ているように思います。

 一般的に「問題解決」というようなことについて考えると、そもそも論としての問題解決自体に何らかの問題があるような気もしてきます。

 つまり、目に見えている問題というのは単なる現象や症状であって、結局はその枠組を考えたり、真因を特定して適切な対策を打ったりしないかぎり、問題解決というのはいつも局所的なもぐらたたきで終わる可能性を秘めているというわけです。

 では、どうしたらいいのか? まずは、具体的な手法をあれこれ言う前に、システム思考家としての習慣を身につけましょう、でその習慣とは・・・・というのが以下になるわけです。(訳は適当)

1.      ビック・ピクチャー:部分と全体を含む、大きな(枠組みで書かれた)地図で理解するように探求しなさい
2.      経年変化:システムの要素がどのように経年変化し、そしてパターンや傾向をつくりだしているのかを観察しなさい
3.      システムの構造:システムの振る舞いを生み出しているシステムの構造を認識しなさい
4.      円環的因果関係:円環的因果関係で表される複雑な関係を理解しなさい
5.      複数の視点:理解度を増すために視点を変えなさい
6.      隠れた仮定:仮定されていることを明示してテストしなさい
7.      全方位的な検討:課題を全方位的に検討し、安直な解決策には抵抗しなさい
8.      メンタル・モデル:メンタル・モデルが現在の現実と未来にどのように影響を与えているのか考慮しなさい
9.      レバレッジ:レバレッジの効いた行動を取るためにシステムの構造に対する理解を活用しなさい
10.    短期と長期:行動によって起こる短期的な結果と長期的な結果の両方を考慮しなさい
11.    セレンディピティ:良い意味で予期せぬ結果が起きていないか、探しなさい
12.    因果の時間差:円環的因果関係において原因に遅れておこる結果のインパクトを理解しなさい
13.    結果のチェック:結果をチェックし必要なら(修正、ゴール達成に対する)適切な行動を取りなさい

 もちろん、これは思考習慣というレベルでの話になりますが、具体的にシステム思考を行うということになると、システム・アーキタイプを使ったり、TOCの思考プロセスに落としたり・・・・・ということになってくるように思いますが、まずは、自分の日常生活や仕事の場面で遭遇した課題について、上で述べたような視点で眺めてみる習慣を付けるという意味では非常によく出来た項目のように思ってきます。

(つづく)

文献
[1]http://watersfoundation.org/systems-thinking/habits-of-a-systems-thinker/

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