2013年9月27日金曜日

公共分野における「リーン」と「システム思考」



 心理療法家のミルトン・エリクソンのユーティライゼーションではないですが、 「変化」を良い意味でシステムの中にどのように取り込むのか?はある意味非常に深い課題のように思えてくるわけです。

 独り言


「コマンド&コントロール」とステム思考の違い

 「 Lean and Systems Thinking in the Public Sector in Wales[1]というリーン(マニュファクチャリング)とシステム思考を使って英国ウェールズの公共分野の業務改革をやってみました・・・で、結構業務が効率化出来ました・・・・云々というドキュメントを読んでいたわけですが、これが中々面白いなぁと思ってみていたわけです。

 リーンは、元々トヨタが暗黙知としてやっている製造方式(もちろん開発もあるけれどここでは製造を中心に考えている)に対してミシガン大学の先生が学問的見地から形式知化したもの、と個人的には理解しているわけですが、非常に簡単に言うと市場からの製品の注文がくるとプル駆動で製造システムが起動され、究極には1個単位の需要にも対応できている(一個流し)というムリ・ムラ・ムダを省いたシステムだというわけです。

 それで、この中で特に面白いなと思ったのは「コマンド&コントロール」と「システム思考」の違いが語られているところです。コマンド&コントロールは中央集権的な命令と管理によるマネジメント方法ということになるわけですが、これがシステム思考とどのように違うか?非常に深いことが書かれています。(翻訳は適当)

コマンド&コントロール
比較項目
システム思考
トップダウン(上意下達)
全体像
アウトサイド・イン(外の変化を中に)
機能に特化
デザインのベース
需要、価値、フロー
タスクと独立
意志決定
タスクと統合
予算、ターゲット、標準、行動、生産性
評価基準
目的に抗する形式で設計、バリエーションが示される
外発的
モチベーション
内発的
予算と人
マネジメントの倫理
システムの振る舞い
契約的
顧客との関係
「どうしました?」、御用達
契約的
サプライヤーとの関係
パートナーシップ、協業
プロジェクト、主導権
変化へのアプローチ
適用、綜合的

もちろん、これは一般論なので・・・・「下請けがイジメられている」・・・・みたいなことはまた、別途考えることにしたいと思います。

 でも、世の中の変化が激しいと経営やプロジェクトの場面でなぜ「コマンド&コントロール」のマネジメントが機能しないのか?の理由が分かってくるようにも思ってくるわけです。

(参考)
http://ori-japan.blogspot.jp/2013/02/blog-post_15.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2013/02/blog-post_16.html

(つづく)

文献
[1]http://www.wao.gov.uk/assets/englishdocuments/Systems_Thinking_Report_eng.pdf

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