2013年9月20日金曜日

TOC 戦略&戦術ツリー(その1)



すべての業態に対応しているというわけではないのでしょうが、少なくとも、会社が継続的に利益を叩き出せるようにするために、全体最適の視点からどこにフォーカスするのか? また、何をどの順番で変えていくのか?を考える上では非常に参考になるテンプレートのように思えてくるわけです。

 もっとも、これを使うということは全体を見渡せる権限を持った人がカウンターパートになるので完全戦コン・モードでやらなくてはいけなくなってしまうのですけれどねぇ・・・・(笑)

 独り言


S&Tツリーとは何か?

TOCにバイアブル・ビジョン[1]というコンセプトが存在しています。これは、英語で言うとTop to Bottomとなり、4年以内に現在の売上高と同じ利益を叩き出す会社になるための戦略と戦術というコンセプトだというわけです。もちろん、日本語にするとコピーとしてインパクトが低減されること、そして、この利益が経常利益なのか?営業利益なのか?純利益か?が疑問に思うところです。(もちろん、経常利益を使っているは日本だけですし・・・・要はクライアントが決めれば良いことなのでしょうけれども・・・)

 もちろん、ある程度規模感のある会社になってしまうと、更に成長するための市場が中々見つからないとか、マクロの景気変動に影響されるとか・・・・色々考えられるわけですが、それでも、企業というのは成長を目指さないと何れは消滅してしまう生き物ということになってしまうわけですから、このテンプレートをひとつの切り口として、自社のビジョンやミッションをしっかり定義し、さらに具体的な戦略と戦術を考えていくというのは重要なのではないか?と思っているわけです。

 で、この戦略と戦術のテンプレートとしてS&Tツリーというのが提供されています。但し、ここでの制限は現在、業態が、消費財、製造業MTO、ペイパークリック、プロジェクト(研究開発、ITシステム構築など)、小売、と限定されていることになります。また、S&Tツリーをある程度詳細に紹介した書籍としては「Theory of Constraints Handbook[2]くらいしか存在しないため、これ以外にネットで関連情報を集めるというスタイルになってくるように思います。

  さて、実際にはS&Tツリーを企業組織に実装しようと考えるとやはりソフトウェアがあったほうが便利なわけですが、それが、「Harmony[3]ということになるわけです。

 このサイトに「What is TOC Strategy & Tactic Trees?[4] というタイトルの文章があるわけですが、ここに S&Tツリーが簡単に説明されています。

 一般的には戦略―戦術という2階層のレベルが定義されているわけですが、S&Tツリーは、階層毎に戦略―戦術、戦略―戦術、戦略―戦術とブレイク・ダウンされた形式で繋がったロジックツリーになっています。

 また、戦略―戦術部分は、演繹的に、必要条件をどのように十分条件に変えれば良いのか?というロジックで書かれていることになります。これも一般的にはコンサルタントは顧客のウォンツ(欲求) についてニーズ(必要条件)を定義し、それを十分条件に近づくように施策を打っていくことだと考えられますが、ここではウォンツについては別途考慮するという格好になっていると思われます。

項目
質問
必要条件
なぜ変化が必要なのか?
戦略
具体的に計測できる変化の目的は何か?
並行条件
戦略と戦術をつなぐための並行条件
戦術
変化の目標を具体的に達成する最適な方法(プロセス、ポリシー、測定方法などの変更)
十分条件
それが行われないと戦術の実行を危うくなるため、そうならないようなアドバイスや警告

もちろん、テンプレートの中には具体的なコンテンツが書かれていますが、そのあたりはプロジェクトのテンプレーでも使って、後ほど説明することにしたいと思います。
  
(つづく)

文献
[4]https://www.harmonytoc.com/What-Is-TOC-Strategy-and-Tactic-Trees

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