2013年10月11日金曜日

認知行動-ソリューション・フォーカスト-マインドフルネス・コーチング



 コーチングも突き詰めていくとひとつの進化系としてこんなカタチがあるのは分かる気がする。
 
 で、「日々幸せを感じて生きましょう・・・」というとちょっと宗教チックな感じがするわけですが、案外これが認知科学や心理学的な手法でもある程度達成できてしまうことが証明されているのが面白いところではあるのでしょう。

で、余談ですが、最近はマインドフルネスが盛り上がってきているようにも思いますねぇ、もちろんパン食い競争的で自分の意志に反するなあまりにも短期的な目的志向に疲れた反動なのかもしれませんけれどねぇ・・・・・(笑)

 独り言


認知行動-ソリューション・フォーカスト-マインドフルネス・コーチング

以下のリンクでも書いたのですが、コーチングに関して欧米では心理学や認知科学などの根拠と統計に基づいてその効果を検証しましょう、というエビデンス・ベースド・コーチングの流れがあり、その拠点のひとつがオーストラリアのシドニー大学になっているのはご存知のとおりです。


それで、シドニー大学ではコーチング心理学科が設けられており、ここで博論までかけるようになっているようですが、ここの院生の人が書いた「New Directions in the Psychology of Coaching: The Integration of Mindfulness Training into Evidence-Based Coaching Practice[1] という題の博論を仕事の合間に読んでみ、というわけです。

それでこの人が考えているのは、仏教、特に釈迦が行っていたヴィパッサナー瞑想に端を発するマインドフルネス瞑想。そして、認知行動療法的な手法、また、心理療法家のミルトン・エリクソンから派生したソリューション・フォーカスト・アプローチ。主にこの3つの手法を同大教官のトニー・グラント博士の提唱しているセルフ・レギュレーションのプロセスに上手く綜合された形式でつくられたライフ・コーチングだというわけです。

本論文の中でマインドフルネスとは、(訳は適当)


the awareness that emerges through paying attention on purpose, in the present moment, and non-judgmentally to the unfolding of experience moment by moment.


今ココの瞬間、また、瞬間―瞬間に明らかになる経験を恣意的な判断をしないようにして、何らかの目的をもって注意を向けることで(無意識から)創発してくる気づき。


と定義されているわけですが、こういった瞬間―瞬間の気づき、そして自分の持つ、価値観や使命感とどのように結びつけていけば良いのか?というのもこのコーチングのテーマのように思ってくるわけです。

 もちろん、思いつきでつくっただけのコーチングであれば、そのあたりのコーチングや自己啓発と変わらないわけですが、流石に、博論だけあって、きちんと調査のための質問をつくって、その効果について検証しているわけであり、その効果を高めるために更に手法を砥いでいるところが見られるのが良いところなのだと思います。

で、もっと大きな視点から考えると認知科学や心理学で理論武装した仏教の一派みたいな感じがしないでもないわけですが、案外、「人が幸せに生きるには?」というようなことを考えるとこういう方向になってくるというのはあるのでしょう・・・・

(つづく)

文献
[1]http://ses.library.usyd.edu.au/bitstream/2123/2469/1/New%20Directions%20in%20the%20Psychology%20of%20Coaching%20(Spence,%202006).pdf

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