2013年10月21日月曜日

エレベーター・ピッチで伝える「システム思考」



 必要最小限を最上とするミニマリストの視点から :

 「『システム思考』って何?」
 「それを使うとこんなよいことがある!」
 で、「システム思考のトレーニングをやりませんか?」

 というのをエレベーター・ピッチのノリでもって30秒程度で伝えるとどうなるのか?

  こういうことを考えると頭の体操にはなりますねぇ。

 で、「システム思考」の本質を簡単に言うと、組織と組織の相互作用から生まれる複雑な問題を解く思想体系と技術と言ってよいのでしょう・・・
 
 独り言


システム思考をエレベーター・ピッチで説明する

なぜ、システム思考なのか?

 グローバル化、少子高齢化、デフレの加速、世の中の複雑化・・・と月並みですが・・・・こういったことが要因となって、多くの組織で問題が起きていることがあると思います。ただし、この問題を解決するために、目の前の「問題の現象」にいちいち反応していたのでは、「モグラ叩き」の連続で問題自体は解決せず、結局は、「骨折れ損のくたびれ儲け」が続くことになるでしょう。

それでは、これに対処するためにはどのようにしなければいけないのか?

 問題を要素が連鎖しているシステムと捉え、主体の「何をしたのか?」「どうなりたいのか?」の意志を反映し、その問題を消す、あるいは理想の状態に近づけるためのシステムの「おへそ」つまり、レバレッジ・ポイントを見つけ、これに適切に対処するようにする必要があるわけです。


 適切なレバレッジ・ポイントを見つけて、これに対処することで、問題の解決に必要とする時間や資源を大幅に節約することができるでしょう。これは、「STAR WARS ep4」で、X-wing ファイター(戦闘機)から発射されたたった一発の爆弾がデス・スターの通気口に投下される→爆弾が炉心で爆発→連鎖反応を起こし、最後はデス・スター全体が吹っ飛ぶ、というようなイメージです。




システム思考とは何か?

 で、問題やそれを起こしている組織をシステムと捉え、事実と主体の意志を確認し、さらに、レバレッジ・ポイントを見つけてそれに対処するにはやはり「システム思考」の考え方が有効ということになります。それで、「システム思考って何よ?」ということなのですが、最低限の説明をすると以下のようになります。[1]


    システムを部分と全体の関係性として見る
    要素と要素の間の円環的因果関係(おおきなループ、ちいさなループ)を見つける
    客観的/主観的それぞれの視点、また綜合された視点で考える
    自己/他者(あるいは自己/環境)それぞれの視点、また綜合された視点で考える

 で、システム思考を単純に考えると禅問答ではないですが、主体の持つ小さなゴールに対して必ず、二項対立に陥るような構造になっています。つまり、「あちらを立てれば、こちらが立たず」という状態です。それで、この問題を解くためには、現在、認識主体が持っている枠組みを保留して事実を観察し、最終的には、二項対立を包含する大きなゴールを認識し、自分の枠組や器を超える形式でレバレッジ・ポイントを見つけ、そして解決策を実施する必要があるということになります。つまり、最終的な解決策を導くために必然的に弁証法的な思考を求められることになります。

 それで、システム思考とはひと口で言うと、「分けることは分かることである」という考え方の対極にある「ものごとは綜合して見るべきであり分けても分からない」、最終的に個々の二項対立を大きなゴールの元に綜合していくという考え方になると思います。
 
システム思考のトレーニングをやりませんか?

 それで、第二次サイバネティクスの定義を引くまでもなく、組織の問題などは「観察する人と観察されるものが同じ」ということにもなってくるわけであり、とりあえずシステムの中にいる人が「システム思考」ができるようになるようになって自らレバレッジ・ポイントを見つけ、自らシステムに介入できるように教育しましょう・・・というのがここでの提案となってくるのだと思います。

(参考)
で、システム思考の視座の練習を考えると何か武道の修行みたいになってきますねぇ。(笑)
http://ori-japan.blogspot.jp/2011/11/blog-post_10.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2011/10/blog-post_04.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2012/03/10_13.html

(つづく)

文献
[1]http://ecommons.cornell.edu/bitstream/1813/2860/1/DerekCabreraDissertation.pdf


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