2013年10月26日土曜日

組織パターン



 サンタ・クルーズに行く用事があって、ダウンタウンの古本屋さんで、UCサンタ・クルーズの先生もやっていた人類学者グレゴリー・ベイトソンの処女作「Naven(ナヴェン)」を買ったわけです。

この本は、ニューギニアのイアトムル族についてのフィールドワークで、この村は100人くらいの(非中央集権の)集落で維持されているわけですが、それぞれの村々が統合したり分裂したりして大きくなったりするのを決めているのはなんだろうなぁ?と疑問に思ったベイトソンが「ナヴェン」という司祭に注目し、人と人との関係性を類型的に1)シンメトリー、2)コンプリメンタリー 3)レシプロカル、(4.メタ・コンプリメンタリー)と取り出していることになるわけです。

それで、このあたりの関係性について類型が MRIあたりのコミュニケーション学派と言われるような家族療法の一派の基本となる理論となっていくわけですが・・・・・個人的には、こういった理論はプロジェクトなどのチーム・マネジメントに有効なのだよなぁ・・・・と思っているところだったわけです。もちろん、これを無視すると必ず崩壊する組織みたいなのも簡単に組めちゃうので要注意なのですけれどねぇ(笑)。

 独り言


組織パターン

 英語版の原著2004年なので少し古いのですが、アジャイル開発の「組織パターン」[1]というのを読んでみたわけですが、凄い本の日本語版がでたなぁーと思って読んでいたわけです。

 それで、プロジェクト・マネジメントの支援をやっていたりするとひとつ思うことがあります。それは、お客さんなりIT会社のプロジェクトの組織が、それぞれの会社の(階層的な役職にこだわった)組織を引きずった形式になってしまって目的や状況に応じたチーム編成が難しかったりするわけです。

でも、ここで逆の疑問も浮かんでくるわけです、こういった階層的な組織から切り離されて「ある程度自由にチーム編成をしてもよいよ」という状況になった時に一体何をよりどころにこれを行うのか?というわけです。もちろん、個人的にはベイトソン流でやるところなのですが、目的や状況に応じて何かのパターンを求めるとしたらどうなるのか?の答えが「組織パターン」というわけです。

個人的にはここまでくると、「アジャイルをやる時はアドバイザーに最低1人、人類学専攻の人間を入れること」みたいなルールがそのうちできるのではないか?と想像してみたりするわけですが、発想としては非常に格好のよい「組織のパターン」が提供されていることになります。もちろん、分かりやすくするためにプロセスではなくて、コンテンツが入ってしまっているところはありますけれど・・・・・・・


(つづく)

文献
[3] http://www.narberthpa.com/Bale/lsbale_dop/gbcatsbs.pdf (参考)

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