2013年10月6日日曜日

トヨタ生産方式とサイバネティクス



 おいらは、団塊のオッサンらと違ってニュータイプだから、「在庫は罪庫」みたいな標語みたいな感じでトヨタ生産方式を理解することはないです。(笑)

だって、アマゾンの場合のロジを考えると、注文してから翌日配送を標準としているから在庫を持つことは必ずしも悪いことではないから。

 でも、そうすると「在庫を持つ」、「在庫を持たない」というのは単なる変数で、これを理解するためのもう少し高視点が必要ということになる。じゃぁ、ここにどんなモノサシを当てて物事を見ようか?と考えると、それは当然、MITのノーバート・ウィーナーが創始したサイバネティクスということになる。

 もちろん、ここで、第一次サイバネティクスなのか?第二次なのか?第三次なのか?どれで見るのか?っていう話はあるのだけれど・・・・・

 でも、トヨタ生産方式の父である大野耐一さんの教えと、心理療法家のミルトン・エリクソンの技法を同じ枠組みで語ることのできるサイバネティクスって一体何なんだ?と思っている今日この頃ではあるわけです・・・・・

 独り言


トヨタ生産方式とサイバネティクス

「大野耐一の改善魂」[1]のような著作も嫌いではないのですが、「The Modern Theory of the Toyota Production System: A Systems Inquiry of the Worlds Most Emulated and Profitable Management System[2]のほうがどちらかというと好みです。

この著作は、トヨタ生産方式にサイバネティクスのフレームワークを当てて、形式知として取り出し、これを説明しているような格好になっているわけです。

つまり、よくありがちなトヨタ生産方式に関する標語だけ取り出して説明してあるような著作とは根本的に異なり、一般的な製造システム、あるいは本田方式だのフォード方式だの色々な製造方式がある中で、トヨタ生産方式はサイバネティクスに照らしてみた場合、どの変数が異なるのか?かなり高い視点から相対化されて書かれていることになるわけです。(もちろん、自社にこういったプロセスを導入するということになると、カタチだけマネて「仏を作って魂を入れず」ということになってもいけないのでしょうけれども・・・)

もちろん、サイバネティクスのフレームワークを当てても、トヨタの持っている暗黙知としての企業文化や生産システムとしての暗黙知の部分は抜け落ちてしまうことには注意が必要なのでしょうが・・・・・少なくとも、システム論やサイバネティクスを理解している人からすると非常に話が早い、あるいは面倒くさくない説明ということになってくるわけです。

また、コンサルタントがコンサルティングを行う場合など、トヨタ生産方式をデッドコピーで導入するのではなく、どの部分がその会社にとって変数であり、その会社に併せてチューニングする余地があるのか?なども理解しやすくなるのだと思います。

それで、製造業の生産方式から始まって、インターネットの通信プロトコル、列車の制御システム・・・・はたまた短期療法・家族療法までを透過的に説明できる「サイバネティクス恐るべし」と思っている今日この頃だったわけです。

(つづく)

文献
[2]http://books.google.co.jp/books?id=8WU7drWVgT8C&pg=PA1#v=onepage&q=contents&f=false

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