2013年10月9日水曜日

800号:「結ばれあうパターン」のパターン



 個人的なメモをつらつら書いている感覚しかないので、毎日1記事、800日連続更新・・・・って感じはしないのだけれど、何かを続けることには、少しは意味があるのだろうなぁ・・・・と。

 ちなみに、前のブログが1300日くらい連続更新したので、実は2000日以上連続更新しているところではあるのだけれど・・・・・(笑)。

 独り言


「結ばれあうパターン」のパターン

今日は、800号記念号なので、ちょいとグレゴリー・ベイトソンの話題を。

2004年に、ベイトソンの生誕100周年記念を祝って「Cybernetics And Human Knowing. Vol. 12」が出版されています。当然、この号は購入したのですが、この中に「Patterns That Connect Patterns That Connect[1] が寄稿されています。

これはベイトソンが、生命はどのように結ばれあっているのか?自然はどのように結ばれあっているのか?をベイトソンの視点から観察した「Pattern that connects」に由来しています。

もちろん、ここでは観察者はベイトソン、観察される対象は自然となり、自然の中で生命と生命がどのように結ばれあっているのか?その関係性のパターンを観察していることになります。

で、このエッセーの面白いところはさらに読者としてのメタ観察者のようなものを設け、メタ観察者として観察者のベイトソンにどのようにつながるのか?また、観察者としてのベイトソンと自然はどのようにつながっているのか?それを考察しているような格好になっているところです。

 このあたりの話題は、ベイトソンの著作「精神と自然(Mind and Nature)」の中で、「Pattern that connects」と題された章から始まります。

ベイトソンは、学生を前に、茹でたカニを取り出して講義卓の上に置き、「この物体が生物の死骸であることを私の納得がいくように説明してみなさい」と問う場面。

ベイトソンはこれを証明するために、そのコンテンツ(内容)からパターンに視点を転換するやり方を説くことになるわけですが、これは以下のリンクで書いたように「システム思考」への入り口になっていることに他なりません。


それで、結論から言うと生命の持っている「結ばれあうパターン」に着目しなさいということになるわけですが、「精神と自然」に以下のような説明があります。


1.      <クレアトゥーラ(生命)>に属するメンバーの各部分は、その個体の他の部分と(一次的な)結ばれあいを見せている。
2.      カニとエビ、ヒトとウマの間に、対応部分間の類似(二次の結ばれあい)が存在する。
3.      カニ対エビの比較とヒト対ウマの比較を比べてみると、その間に三次の結ばれあいが存在する。

思考が踏み上がっていく梯子はこれででき上がった。で、何を考えるのか? そう、結ばれあうパターンである。


 もちろん、このエッセーの面白さは、ベイトソンという生命を通して別の生命の「結ばれあうパターン」をどうみていたのか? 生命としての我々を通してその「結ばれあうパターン」のパターンを考えてみるということになってくるわけです。

 で、ベイトソンの末娘のノラ・ベイトソンの映像が Youtubeに落ちていたのでおまけに貼り付けておきます。




(つづく)

文献
[1] http://www.imprint.co.uk/books/Bateson_Intro.pdf

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