2013年11月20日水曜日

アブダクションで創造性を発揮する



 「遊び」の効用というのを考えてみると、よい意味で守備範囲が広くてよく遊んでいる人は、まったく別の分野で上手くいったパターンや問題解決のパターンを今困っている問題にリソースとして持ち込むことが出来るということのようにも思えてくるわけです。

まぁ、人類学者のグレゴリー・ベイトソン的なアブダクションによる問題解決の考え方ですねぇ。(笑) もちろん、パターンはちょいと抽象度の高い「カタ」ということになるのでしょうけれど。

ひとり言


アブダクションと創造性

 今日は、手短に。

 「Creativity through abductive reasoning」[1]を読んでいたわけですが、これが創造性を発揮している時の思考プロセス(推論)を上手に説明しているので少々ご紹介しておきましょう。

 この思考プロセスのやり方に着目すると、1)フレームワークをトップダウンから適用する分析的なやり方と、2)ボトムアップで綜合を行う考え方の2つに分類されています。そして、1)の中に演繹、2)の中に帰納、とアブダクションが入るというわけです。

 それで、「アブダクション」というとどうしても「車で路を走っていると空からUFOが現れて知らない間に私は宇宙人に拉致されていたので・・・・」というようなバラエティのテレビ番組のシーンを思い出したりするわけですが、ここでは思考のコンテンツが一見関係ない別のコンテンツに関連つけられ、まったく別の視点から説明されるという意味のアブダクションとなっています。

 もちろん、この関連付けは自分の世界観や枠組みを無意識に反映した形式で行われることになるため。アブダクション(メタファーやアナロジーを含む)に注意を向けると現在かかえている問題を問題だと認識している枠組みそのものが分かってくるというところもあるわけです。それで意図的にせよ、意図的でないにせよ、この枠組を超えるような形式になると創造性が発揮できている、ということになってくるわけですねぇ。

 もっとも、アブダクションで出たアイディアは普通の人が見るとなにか突拍子もないアイディアに見えるところもあってこれが吉と出るか、凶と出るのかは状況にもよるのですけれどねぇ。

(参考)
(つづく)

文献


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