2013年12月18日水曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:エリクソニアン・ダイアモンド



  ザイク博士のつくったエリクソニアンの技法をシンプルながら網羅的に体系化したフレームワークが「エリクソニアン・ダイアモンド」。

 シンプルですがかなり深いですし、コーチングやコンサルティングの場面でも特に人の認識や行動の変化を支援する際に真価を発揮するように思います。

ひとり言


エリクソニアン・ダイアモンド

 心理療法家のミルトン・エリクソンはクライアントとの膨大なセッション記録や録音テープ、映像を残していますが自らはこの技法を体系化していません。つまり、エリクソンの技法はそのほとんどが暗黙知であって自らフレームワークや理論といったものは残していないということがあります。

 それで、「エリクソンの技法とは一体何なのか?」と質問されて、この質問に答えるためにはやはりフレームワークや理論があったほうが説明し易いということがあるわけですが、このひとつがエリクソニアンであるジェフリー・ザイク博士のつくったエリクソニアン・ダイアモンド(Ericksonian Diamond)というフレームワークです。[1]



 もちろん、他のエリクソニアンの先生方からみると、そのフレームワークだけでエリクソンを語ることが出来ない、といった異論反論は出てくるのでしょうが、「エリクソンの技法とは一体何なのか?」の質問に答えているもっともシンプルなフレームワークなのだと思います。

 形を見ると菱型の頂点にそれぞれの介入方法を置き、セラピスト自身はこの真中に居て、色々な介入方法を考えるというのがこのフレームワークとなっています。

Goal: 何とコミュニケーションしてもらうのか?
Gift Wrapping: どのようにゴールとコミュニケーションしてもらうのか?
Tailoring :クライアントにどのような視点をとってもらうのか?どのようにひとり一人の事情に合わせた対処をするのか?
Processing:どのようにドラマをつくるのか? 準備-介入-フォロースルーと動かしていく。

 もちろん、エリクソニアンの深いところは、ゴールを思い描いてそこに至るまでのプロセスを探求し、資源・資質をゴールに集約していく時に禅でいう「無用の用」のようなものが含まれている点にあるように思います。

おまけ、Youtubeにアップロードされていたエリクソニアン・ダイアモンドについての説明映像。


 
(つづく)

文献

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