2014年1月17日金曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:癒やしのメタファーのつくり方(その16)



  嘘でもよいので相手に色々選択肢を与えるような形式で質問するというのは重要なことなのでしょうねぇ。

ひとり言


癒やしのメタファーのつくり方(その16)
 
さて、昨日の続きを書いておきましょう。


 昨日は、コンサルタントの使うFIT&GAP(現状―理想とそのギャップを埋める) に関連付けて、心理療法家のミルトン・エリクソンの技法について書きました。これを一言で言うと、認識については、現状の枠組みから出た理想のゴールを設定して、現在からそこに至るまでの道筋を考え、具体的な行動としては、色々柔軟にあれこれ試してみるということがあげられるということになるわけです。
 
 それで、エリクソンの次女のベティ・アリス・エリクソン女史の資料を読んでみましょう。[1]

(翻訳は適当)

Anecdotes and metaphors allow utilization of what the clients offer. It gives
options of:
 逸話やメタファーは、クライアントが申し出たことをユーティライズすることを許す。それは選択肢を与える。 


 ユーティライゼーションはミルトン・エリクソンの技法というより哲学的な部分なのは以下で書いていますが、

 ここでのユーティライゼーションはもう少し狭く設定されています。


 エリクソンは認識レベルで、既存の枠組みを超えて発想できるように、メタファーを使う。つまり、クライアントが何か話した時に、(エリクソニアン・ダイアモンドのフレームワーク通りに)1)クライアントに自分のゴールと現状とそのギャップを意識してもらい。2)セラピストは、そのゴールに到達できる選択肢をギフトラッピングし。3)クライアント一人ひとりの事情に合うようにテーラーメイドに仕立てて4)ここでは特に、それを暗示するようなメタファーとして、クライアントにデリバーするということになってくるわけです。

 そして、クライアントに実際に何かその選択肢にある行動を実際に行ってみるように促すということになるわけです。

 さて、切り口を変えて、一般意味論の視点からの質問を説明してみましょう。これについては、以下のリンクで書いたわけですが、


 やはり嘘でもよいので、相手に選択肢を与えて、選んでもらうということは、クライアントに「自分で選択した」感を出し自律性を促すという意味では非常に重要なことになってくると思います。

(つづく)

文献
[1] http://www.ericksoncongress.com/IC11/handouts/FH08-AnecdotesAndMetaphors.pdf

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com https://www.facebook.com/okirakusoken






0 件のコメント:

コメントを投稿