2014年1月11日土曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:癒やしのメタファーのつくり方(その10)



  もやもや~としたことをコトバに出して意識化してみる、また意識化したことを感覚に戻してみる・・・・・・やっているうちに気づきがうまれる・・・・・

 こういったことを科学的に説明することは骨が折れることだけれども、大事なことのように思ってくるわけです。

ひとり言


癒やしのメタファーのつくり方(その10)

       フォントをもとの11ポイントに戻しました。
 
さて、昨日の続きを書いておきましょう。

 
ここまでベティ・アリス・エリクソン女史の資料を読んできましたが、コトバについてのまとめがあるのでこれを読んでみることにしましょう。[1]

 コトバを考える場合、統語論や意味論あるいは語用論から観察してみる必要があると思われますが、エリクソン女史のまとめは語用論が色濃く繁栄されているように思います。


(翻訳は適当)

 Language communicates and forms thoughts. It reinforces self-image; creates
others images of us and nurtures our unconscious perceptions of self, the past,
present and future and of the world.

 コトバはコミュニケーションするために使われ、同時に思考をかたちづくる。コトバはセルフイメージを強化し、他人のイメージをつくる。そして、自分自信、過去、現在、未来そして世界観の知覚を養う。

Language includes word choice, grammar, sequencing, voice tone and emphasis,
expressions, body languageand communications that we dont understand
consciously.

コトバは選択された単語、文法、シーケンス、声のトーン、強弱、表現、ボディ・ランゲージによるコミュニケーションなど意識では理解出来ない要素を含んでいる。

Language can be layered. We deal consciously with surface meanings but we
hear all the meanings. We know that we know without knowing we know.

 コトバは、「階層構造」であり得る。私たちは、表面的な意味を意識的に取り扱っている、しかし全ての意味を聞いている。私たちは、私たちが知っていることを知ることなしに知るということを知っている。

Hypnotic language speaks to the wise unconscious.

催眠言語は、賢い無意識に対して話される。

Language offers ways to connect and embrace.

コトバは、結ばれあい、そして賞賛する方法を提供する。

Each person has their own language. Value-loaded words are excused by the
conscious, but heard by the unconscious. .

ひとり一人は自分だけのコトバを持っている。価値がつまったコトバは意識的に話されるがそれは無意識によって聞かれる。

We dont really know what the internal experiential learnings of any person are
sometimes they dont even know. Responses are built on those internal
experiences and definitions.

反応は、こういった内的な経験と定義によってかたちづくられる。

Hypnosis opens people. Our language should offer autonomy, respect,
acceptance, encouragement, faith in them and hope for the future.

 催眠は人(の可能性)を開く。我々のコトバは、将来に希望に向けて、自律的に、尊敬の念を込めて、心から受け止め、勇気をふるいおこし、真摯に提供されるべきである。
 

 それで、ミルトン・エリクソンではなく、MRIにも在籍した家族療法のヴァージニア・サティアの質問を読むと


自分自身の自己認識や関係性の捉え方など・・・理屈ではなく身体感覚に焦点を当ててもらって、これを意識化する意味もよく理解できるように思えてきます。

また、催眠言語のパターンについては以下で書いたわけですが、


これをあえて説明すると、統語上不完全な文章であるため、無意識に聴き手の世界観やコンテクストが反映されるような形式になっている言語パターンと定義することができるでしょう。

(つづく)

文献
[1] http://www.ericksoncongress.com/IC11/handouts/FH08-AnecdotesAndMetaphors.pdf

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