2014年1月25日土曜日

クリストファー・アレクサンダー パターン・ランゲージを語る



 人類学者のグレゴリー・ベイトソンの生誕100周年記念に刊行された「Cybernetics Human Knowing」の号に掲載されていたエッセーにあった、スターウォーズの「ソースを使え」をパロった「パターンを使え」というが記憶をよぎります。要は、パターンを見つけるなり、学習して、うまく使えることがベイトソニアンへの入り口であるわけです。

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/06/blog-post_02.html



パターン・ランゲージについて少々

 最近、興味を持っているのが建築家のクリストファー・アレクサンダーによって提唱されたパターン・ランゲージというメソドロジーです。[1]

パターン・ランゲージは、建築などのデザインにおける多様な経験則をパターンという単位にまとめます。パターンには、デザインにおける「問題」と、その「解決」の発想が一対となって記述され、それに名前が付けられます。パターン・ランゲージの利用者には、自らの状況に応じてパターンを選び、そこに記述されている抽象的な解決方法を、自分なりに具体化して実践することが求められます。

パターン・ランゲージを記述・共有する意義は、大きく分けて二つあります。一つは、熟練者がもつ経験則を明文化しているので、初心者であっても、洗練されたやり方で問題解決ができるようになるという点です。もう一つは、デザインに関する共通の語彙(ボキャブラリー)を提供するので、これまで指し示すことができなかった複雑な関係性について簡単に言及できるようになるという点です。[2]

 もともとこの言語は街づくりとか地域のコミュニティの形成というところで活用されますが、現在では、ソフトウェアのデザインパターンなどいろいろ応用されています。

 個人的にはパターン、あるいはその上位の概念であるメタ・パターンに着目するという点では、人類学者のグレゴリー・ベイトソンの観察方法、課題の設定方法、問題解決の方法に近いのではないかと考えているわけですが、ベイトソンが心血を注いだ心理療法家のミルトン・H・エリクソンのセションのパターンをこのパターン・ランゲージで記述したらどのようなものができるのか?と、個人的にはイメージしているところがあるわけです。

 もちろん、このようになパターン・ランゲージに記述することで、日常生活や仕事の場面、あるいはいろいろな人間関係で起こる「問題」「解決」のパターンが記述できるような気もしてくるわけですが・・・・・

それで、おまけではありますが、 Youtube にクリストファー・アレクサンダーがカリフォルニア大学バークレー校で基調講演をしている映像が存在していたのでリンクしておきましょう。



文献

[2] http://learningpatterns.sfc.keio.ac.jp/patternlanguage.html

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