2014年2月27日木曜日

ミルトン・エリクソンの技法(その4)



  ミルトン・エリクソンの技法を観察する場合、以下でも書いたように、一般意味論をモノサシとして当てて「地図と領土(モノと言葉)」の区別を意識してみるだけでも、訳の分からない世界が随分スッキリと見えてくるわけですねぇ。




(1)トゥルーイズム ー観念知覚のプロセスについて

 心理療法家のミルトン・H・エリクソンの技法について書かれている少し素性の分からない Web PDFを読んでいたのですが[1]案外、これがよく出来ているように思います。で書かれている内容は以下の項目で、

  1. トゥルーイズム
    -観念運動
    -観念知覚
    -観念認知
    -観念感情
  2. 時間利用のトゥルーイズム
  3. Not Knowing / Not Doing 無知の知、無為の為
  4. オープン・エンドの暗示
  5. 全ての可能性をカバーする
  6. 複合的暗示
  7. Yes セット
  8. 否定形の利用
  9. 質問の利用

 元ネタは、以下のリンクで書いた著作ですが、少し解説しておきましょう。


 
 (トゥルーイズム)観念知覚のプロセスについて。

 これはクライアントが自分の五感で、見たり、聞いたり、感じたり、匂ったり、味わったりしているということがあるわけです。もちろん、セラピストはクライアントが五感でどのように感じているのか?は推測するしかないわけであり、この部分は「読心術(Mind Reading)」になってしまうわけですが、ここでセラピストの思い込みではなく、五感のどれかに注意を向けるようにうまく誘導するのが、この観念知覚の言語パターンだというわけです。

 「.... you already know how to …. experience pleasant sensations like the warmth of the sun on you skin.」「あなたは、すでに、太陽に照らされた肌の暖かさのような 心地よい感覚をどのように経験したらよいのか.... 分かっています。」

... most people enjoy the refreshing coolness of a light breeze..」「ほとんどの人は、 そよ風の冷ややかさでリフレッシュされることを楽しんでいます」

... some people can …. imagine …. their favourite food …. so well they can actually taste it ...」「ある人は、自分の好きな食べものを 実際に味わっている ように イメージ することができます。」

このパターンは、クライアントの知覚を推測するものもあれば、多少抽象度を上げて、一般的な人の場合を示唆するような場合など、が存在しますが、何れにしても五感の知覚を伴ったイメージを想起させるような感じで使われることになるわけです。このあたりは以下のリンクで書いた「トランスの定義」と関係してくることになります。



つづく

(参考)


文献

[1]http://hypno-sence.webs.com/Practitioner%20course%20204/The%20Use%20of%20Language%20in%20Indirect%20Hypnosis.pdf
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