2014年2月12日水曜日

コーチングにおける3つの質問



 これらの質問はコーチングの基本中の基本ということになります、でこれらの質問は、心理療法を非常に戦略的に行ったミルトン・エリクソンからきていると、個人的には考えています。

 で、この3つの質問とは、1)今どこにいる? 2)どこに行きたい、3)途中どんな道を通る?の3つです。これを少し難しく言い換えると、1)現状把握、2)ありたい姿の構築、3)戦略の策定、ということになります。ビジネスの世界では、理想と現状をつなぐ「途中どんな道を通る?」というところが戦略と言われている部分となります。

 もちろん、コーチングの場合は人が主体になるので、ロジックだけを使うのではなく、その時々の知覚、身体感覚、情動、感情をうまく使うということもポイントになってきます。



コーチングにおける3つの質問

 Youtubeにジョセフ・オコーナー氏の解説しているコーチングにおける3つの質問というのがアップロードされていたのでこれをご紹介しておきましょう。



 もちろん、そもそも論に帰って、コーチングは何を目的として行われるのか?というと個人や組織に(認識や行動に)変化をもたらすというところになってきます。それでこの3つの質問とは、以下のようになります。

1) Where are we now ?  
2) Where are we want to be ?
3)What's in a way ?

 この質問の背景となる概念が元々どこから来ているのか?ということを想像すると心理療法家のミルトン・エリクソンの戦略性から来ていると思います。

 もちろん、戦略というのは、1)冷徹なまでの現状認識、2)過去の経験にとらわれないゴールへの想い、そして3)ありたいゴールと現状をつなぐ道筋、の3つからなっており。特に最後の道筋をどう描くのか?というところが戦略ということになってきます。

 もちろん、このあたりはビジネス系のコンサルタントが使うFITGAPのフレームワークと同等ということになり、またTOC(Theory of Constraints)で考えると1)何を変えるのか?(現状)、2)何に変えるのか?(理想)、3)どのように変えるのか?(手段、道筋)、ということになってきます。

 さらに、このあたりの細かい話をすると、プロジェクト・マネジメントのスケジューリングに関係してきますが、現状から将来に向かってイメージするフォワード・スケジューリングと、将来から現状に向かってイメージするバックワード・スケジューリングの2つがあります。

 もちろん、コーチングの場合は、(帰納法と演繹法を使う)一般的なロジカル・シンキングと違って、経験やイメージに臨場感を持たせて、1)知覚や情動、感情を引き出す、2)メタ認知を使って、資源・資質(リソース)を見つける、言ってみれば心理療法のフォーカシングのように知覚に焦点を当てて、アブダクションのロジックで直感を引き出したり、メタファーを使って自由に連想させたり、というところが一つの鍵になってくると思います。 

 それで、この質問や枠組みが基本になることは間違いないのですが、この枠組にも3つの課題、つまり1)将来は不確実性にあふれている、2)人は過去の延長で未来の理想を設定してしまいがち、3)途中、行動を取る上で自分のコントロールできない要因に翻弄されることも多い、

http://ori-japan.blogspot.jp/2013/03/blog-post_3.html

 というところをどのように支援していくのか?

また、各プロセスにおけるクライアントや利害関係者からの抵抗をどのように扱うのか?


がコーチングの大きな課題でもあるのだと思ってくるわけです。

 余談ですが、この質問から分かるのは、安易に過去の失敗の経験などに退行させない、(もちろん、過去の成功体験の時の身体感覚や気持ちをリソースをとってくるのはあり)なども分かってくるわけです。

      ジェネラティブ・コーチング マスター・トレーナー   松尾 浩


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