2014年2月8日土曜日

メタ認知力を開発する



 認知科学の用語で「メタ認知」といっているのは日本語で言うと「達観」ということですねぇ(笑)。



メタ認知力を開発する

 現在は、ドラフトなのですが、1)ミルトン・エリクソンに端を発する短期療法、2)コージブスキーの一般意味論の練習、3)仏教瞑想、特にヴィパッサナー瞑想をもとにしているマインドルネスの各技法を比較した以下のような表ができればよいなぁと画策しているところです。

手法
短期療法
一般意味論
マインドフルネス
焦点
MRI:現状の問題のパターン
SFA:将来の理想の状態
戦略:現状と理想を具体的にどのような行動でつなぐか
出来事に対する意味反応
今ココの知覚、志向、情動・感情
・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・
介入の方向性
メタ認知してリソースを探す[1]
メタ認知して意味反応に遅延をつくる[2]
メタ認知して知覚、思考、情動・感情にラベリングをする[3]
代表的な介入
・・・・
・・・・
・・・・

それで、短期療法は元々心理療法家のミルトン・エリクソンの技法をもとにしているところがあるわけですが、エリクソニアンのスティーブン・ギリガン博士がエリクソニアン・コングレスで発表した資料を読むと、[4]



Trance has many properties that allow for identity reorganization: both/and logic, multiple truths, subtle body, temporal/spatial freedom, somatic alterations, meta-cognitive centering (witnessing), non-judgmental processing, transpersonal connectivity, numinosity/luminosity, sensuality…


トランス(状態)は多くの属性を持っており自己認識の再組織化を可能にする。:(その属性とは)どちらか一方というのではなく、どちらともというロジック、真実はいくつもある、神秘体、一時的空間的な自由、別の身体感覚、メタ認知的なセンタリング(観察者の視点から観察する)、判断を保留した情報処理、トランスパーソナルなつながり、超自然的な/輝き、官能的・・・・・



 というように、トランス状態とは、自分自身のこととして体感するよりも、メタの視点から身体感覚から分離された視点から問題や課題を見ること、つまりメタ認知が強化された状態であるということがわかります。

 これは、観阿弥世阿弥親子の「離見の見」や、宮本武蔵の「近くを遠きに、遠きを近くに見る」という状態とほぼ同じことを言っているようにも思えてきますが、

 上の表を参照した時に、短期療法、一般意味論、そしてマインドフルネスの共通点というところを敢えて考えるとメタ認知(Meta Cognition)というところになってくるように思ってくるわけです。

(参考)


文献

[4]http://www.ericksoncongress.com/IC10/HandoutCD/Presenter%20Handouts/Gilligan/Problems%20into%20solutions2.pdf

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