2014年3月9日日曜日

ミルトン・エリクソンの技法(その14)



 あなたは、この記事を読まずに別のサイトに飛ぶことも、じっくり読むことも、流し読みすることも・・・・できます(笑)。



5)全ての反応の可能性をカバーする

 心理療法家のミルトン・H・エリクソンの技法について書かれている少し素性の分からない Web PDFを読んでいたのですが[1]案外、これがよく出来ているように思います。で書かれている内容は以下の項目で、

  1. トゥルーイズム
  2. 時間利用のトゥルーイズム
  3. Not Knowing / Not Doing 無知の知、無為の為
  4. オープン・エンドの暗示
  5. 全ての反応の可能性をカバーする
  6. 複合的暗示
  7. Yes セット
  8. 否定形の利用
  9. 質問の利用

 元ネタは、以下のリンクで書いた著作ですが、


言語パターンとしての、「すべての反応の可能性をカバーする」について読んでみましょう。



Milton Erickson felt that suggestions covering all possibilities of response are of value when a therapist wishes to focus a patient's responsiveness or focus of attention in a particular direction (Erickson and Rossi 1976).

セラピストがクライアントの「反応、もしくは特定方向の注意」に焦点を当てたい場合、ミルトン・エリクソンは可能性のある全ての反応をカバーする暗示に価値があると感じていた。(エリクソン、ロッシ 1976 Hypnotic Realities)

Essentially, the patient is given a restricted range of responses that give the illusion of choice. However, the responses offered all focus the patient towards a desired outcome (Battino and South 2005).

本質的に、クライアントは与えられた『選択の幻想』の範囲の中での反応に制限される。しかしながら、それらの反応はすべてが望ましい結果に患者を集中させるように提示された。
(バッティーノ、サウス 2005 Ericksonian Approaches)

In initiating trance the following might be appropriate:

トランス誘導において以下が適切であるかもしれない:

.... soon you will find a finger or thumb moving a bit, perhaps by itself … it can move up or down … to the side or press down … it can be slow or quick … or perhaps not move at all … really important thing is to sense fully whatever feelings develop... “

「指が少しでも動いたと分かったら、おそらく、それ自体で、上に上げたり、下げたり、横にしたり、押し付けたり、それはゆっくり動かしたり、速く動かしたりできます、あるいは、はまったく動かさないこともできます・・・・最も重要なことはどのような感覚を開発してもそれを完全に感じているということです。」

All possibilities of finger movement have been covered and the suggestion is thus fail-safe.

指の動きの動きについての全ての可能性がカバーされており、暗示は二重三重に失敗しなようになっている。

The patient is successful no matter what response develops.

クライアントがどのような反応をしようが、それはいつも成功する。

The therapist is successful, as the patient's awareness has been focussed on to the fingers. At the same time the therapist is also exloring the patient's responsiveness by observing what happens.

 クライアントの知覚が自分の指に焦点を当てた時、セラピストは成功する。同時にセラピストは、起こっている事実を観察することで患者の反応を探求している。

Exactly the same approach can be used in therapy:

心理療法でまったく同じアプローチを取ることができる。

... soon you will find the weight issue being dealt with by eating more or less of the right foods you can enjoy … you may first gain weight … or lose it... or remain the same for a while … as you learn really important things about yourself... “

「太り過ぎの課題が、あなたが楽しんでいる食事の食べ過ぎか、あるいは、正しい食事をしていないかということに気づけば、・・・・最初は体重が増えるかもしれませんし、減るかもしてませんし、しばらくはそのままかもしれあせん、あなたにとって最も重要なことが何か、あなたが学んだ時に.....

Both of these examples illustrate how the therapist can distract the patient's consciousness away from immediate responsiveness. This allows the unconscious mind more opportunity to determine which of the response possibilities will be most appropriate for the patient.

両方の例が示しているのは、即時の反応からどのようにして意識を廃することができるのかということです。これは、無意識の心がクライアントにとってもっとも好ましい反応を可能性を決定付ける機会を許します。






つづく

(参考)


文献

[1]http://hypno-sence.webs.com/Practitioner%20course%20204/The%20Use%20of%20Language%20in%20Indirect%20Hypnosis.pdf



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