2014年3月15日土曜日

ミルトン・エリクソンの技法(その20)



 人が質問するのは、身体感覚を伴った意味検索を行うためということになりますねぇ。もちろん、これに近い概念としては ITの世界では Semantic Web なんかがあるけれど、こっちはコンピュータの世界だから言葉がいかに身体に現象するか?というところは扱わないものねぇ(笑)。


9)質問の利用

 心理療法家のミルトン・H・エリクソンの技法について書かれている少し素性の分からない Web PDFを読んでいたのですが[1]案外、これがよく出来ているように思います。で書かれている内容は以下の項目で、

  1. トゥルーイズム
  2. 時間利用のトゥルーイズム
  3. Not Knowing / Not Doing 無知の知、無為の為
  4. オープン・エンドの暗示
  5. 全ての反応の可能性をカバーする
  6. 複合的暗示
  7. Yes セット
  8. 否定形の利用
  9. 質問の利用

 元ネタは、以下のリンクで書いた著作ですが、


言語パターンとしての、「質問の利用」について読んでみましょう。


It is thought that the human brain when questioned continues an exhaustive search throughout its entire memory system at an unconscious level, even after it has found an answer that is apparently satisfying at a conscious level.

質問された時、無意識のレベルで記憶システム全体を通して尽きることのない検索を継続しているのが脳であると考えられる。これは意識のレベルで完全に満足する答えが見つかった後でも継続される。

This unconscious search and consequent activation of automatic mental process are central to the indirect approach in Ericksonian hypnotherapy , whereby we seek to utilize a patient's unconscious potentials in order to evoke hypnotic phenomena and therapeutic responses.

この無意識の検索と自動的なメンタルプロセスの結果を有効にすることは、エリクソン派ヒプノセラピーにおける間接アプローチの中心である。

This process of unconscious search and automatic processing is evident in everyday life . Quite often , when we “sleep” on a problem the solution becomes apparent to us in the morning . This indicates that an unconscious search and problem-solving process has been taking place during sleep. It is thought that the dreaming process (REM sleep) is a time when the unconscious mind sorts through information , both old and new , and that this process could lead to the mind creating new associations that result in an outcome to a posed problem .

これらの無意識の検索と自動的な処理の存在は日常生活において明らかである。問題を意識して眠ると翌朝その解答を思いつくことがよくある。これは、無意識の検索と問題解決のプロセスが睡眠中に起こったことを示している。夢を見るプロセス(REM催眠)は無意識のプロセスが古い情報と新しい情報を並べ替える時に起こり、このプロセスはココロを向き合っている問題に対する成果を得るための新しい関連付けに導く。

The Socratic method of education , whereby a teacher asks the student a series of poited questions, is a classical illustration of using questions to initiate mental processes.

教師が生徒に一連の質問を行うような、教育におけるソクラテス・メソッドは、質問がメンタル・プロセスを使うことを示した古典的な例である。

Within Erickson approaches to hypnosis questions are used to focus associations as well as to suggest and reinforce new response possibilities that may be available to the patient.

エリクソンのアプローチでは、催眠による質問が連合に焦点当てクライアントが利用可能な新しい反応を暗示し強化するために活用される。


つづく

(参考)



文献

[1]http://hypno-sence.webs.com/Practitioner%20course%20204/The%20Use%20of%20Language%20in%20Indirect%20Hypnosis.pdf



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