2014年3月20日木曜日

プロジェクト・マネジメントとサイバネティックス



 PMBOKってグッドプラクティスに基づくプロセスが示されていだけなのですが、「コミュニケーション」「組織マネジメント」・・・「モチベーション」「自己マネジメント」「リーダーシップ」など外的な行動だけではなく認識に関することまでを、何かのフレームワークの元で説明するような体系を考えると、観察者が内部観測するセカンドオーダー・サイバネティックスを使って整理するのはありですねぇ。


今後の取り組みの一つはこれかなぁ・・・

 今後テーマの一つにしようと考えているのが「プロジェクト・マネジメント」+「サイバネティックス」という組み合わせです。

 このあたりの構想は、人類学者のグレゴリー・ベイトソンが1930年代にニューギニアのイアトムル族をフィールドワークをまとめた著作「Naven[1]をヒントにしています。イアトムル族は元々首狩り族で、中央集権的な王を持たず、百人単位でまとまった集落で暮らしています。そして、ある時は複数の集落が合併して大きな集落になり、ある時は集落が分裂してしまうということが起こります。



 ベイトソンは、サイバネティックス的な知見を持ち込み「Naven」という祭祀が集落の分裂を防いでいることを発見すると共に、相称型と補完型というコミュニケーションの類型が取り出され、後の家族療法や短期療法に取り込まれています。

余談ですが、なんとなくの自立分散型組織といのが、日本の古代から続く中央集権的な組織とは違うというところなのでしょう。また、社会にしても会社組織にしてもネットワーク型へ移行することが予想されていることを考えると、ベイトソンの研究は何らかの役に立つのでしょう。

 話は変わってプロジェクト・マネジメント。プロジェクトは外的な世界における作業をうまくやり遂げるという以外に、「リーダーシップ」、「自己マネジメント」、「モチベーション」、「コミュニケーション」、「組織マネジメント」などかなり心理的な部分に関することも扱うことになります。もちろん、このあたりのことに心理学的な知見を持ち込んでも良いのでしょうけれど、外的な世界と内的な世界の関連を統一的に説明しようと考えると、心理的な知見では不十分でやはりここはサイバネティックス的な知見を持ち込むというのが適当なのでしょう。

 それで、Amazon にプロジェクト・マネジメントをサイバネティックスとISO 21500 に準拠した形式で体系化した「Cybernetic Approach to Project Management[2]をパラパラ眺めてみたわけですが、プロジェクト・マネジメントを体系化するために、セカンド・オーダー・サイバネティックスを持ち込む方法はありだなぁと思ったところだったわけです。




つづく


文献

[2]http://www.amazon.co.jp/Cybernetic-Approach-Project-Management-Bogdan/dp/3642325033/

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