2014年3月5日水曜日

ミルトン・エリクソンの技法(その10)



 このパターンは、意識と無意識のスプリットのパターンとも考えられるし、意識-無意識のダブル・バインドのパターンでもあるわけですよねぇ。 



3)言語パターンとしての” Not Knowing” “ Not Doing” その3

 心理療法家のミルトン・H・エリクソンの技法について書かれている少し素性の分からない Web PDFを読んでいたのですが[1]案外、これがよく出来ているように思います。で書かれている内容は以下の項目で、

  1. トゥルーイズム
  2. 時間利用のトゥルーイズム
  3. Not Knowing / Not Doing 無知の知、無為の為
  4. オープン・エンドの暗示
  5. 全ての可能性をカバーする
  6. 複合的暗示
  7. Yes セット
  8. 否定形の利用
  9. 質問の利用

 元ネタは、以下のリンクで書いた著作ですが、少し解説しておきましょう。


言語パターンとしての “ Not Knowing “ , “ Not Doing” のつづき

 具体的な言語パターンは以下のようになります。


Trance induction
 トランス誘導

You don't have to talk or move or make any sort of effort.”

「あなたは、しゃべる必要も、動く必要も、なんら努力をする必要もありません。」

You don't even have to close you eyes.”
「あなたは、目を閉じる必要さえありません。」

You may not know just which hand will lift first.”
「あなたは、左右どちらの手が上がるのかすら知らないのかもしれません。」

Trance deepening

トランスの深化

You don't have to bother trying to listen to me because your unconscious can do that and respond all by itself.”

「あなたは私の言葉を聴こうと煩わせる必要はありません、なぜならば、あなたの無意識はそれができ、それ自身ですべて反応しているからです。」

People can sleep and not know they are asleep.”

「人は、自分で眠っていると分からないように眠ることができます。」

And I don't know when you will go into a deeper trance”

「そして、私は、あなたがいつ深いトランスに入るのか、わかりません。」

You don't know just how deeply asleep you can do go without even trying.”

「あなたは、どのくらい深い深い眠りに入ることが出来るのかを知らずにそれを試みています。」

With suggestions

暗示とともに

You can dream and not remember that dream.”

「あなたは夢を見ることができます、そしてそれを覚えていないこともできます。」

You don't really know just how your unconsious will help you resolve that problem . But your consious mind can be receptive to the answer when it does come.”

「あなたは、あなたの無意識がどのようにあなたの問題を解決して助けてくれるのかを実際には知らないでしょう。しかし、あなたの意識は、これが起こった時に答えを受け取ることができます。」

Your consious mind surely has many questions, but it does not really know just when the unconscious will let you give up that undesirable habit. You don't know if it will be sooner or later. You don't know if it will be all at once or slowly, by degrees. Yet you can learn to respect your own natural way of doing things.”

「あなたの意識は確かに多くの答えを持っているでしょう、しかし、無意識が好ましくない習慣を止めさせる時、それ(意識)は本当は気づいていないのです。それが今すぐなのかずっと後なのか、あなたは知りません。あたは、それがゆっくり段階的にやってくるのか、一気にやってくるのか知りません。しかし、あなたは自分が自然にそうやっていることを尊ぶことを学ぶことができます。」






つづく

(参考)


文献

[1]http://hypno-sence.webs.com/Practitioner%20course%20204/The%20Use%20of%20Language%20in%20Indirect%20Hypnosis.pdf

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com https://www.facebook.com/okirakusoken





0 件のコメント:

コメントを投稿