2014年5月19日月曜日

ソクラテス式問答法



 いままで思いついたことの無いアイディアで、創造的に問題を解決するためには、その前提として自分の世界観を広げる必要があるように思います。

 これを行うためには、自分がほぼ無意識に行っている色々なモノゴトについての定義に再び焦点を当てることが非常に重要に思えてくるのですよねぇ・・・・。

  で、役に立つのがソクラテス式問答法、まぁ、逆に言うと、人間自体はここ2000年くらいはそれほど進化していないということなのでしょうかねぇ(笑)。



ソクラテス式問答法

 今日は、ソクラテス式問答法[1]について考えてみましょう。Wikipedia の当該項目を読むと実践するには難しそうな記述が書かれていますが、実際はこれとは反対に、自問自答したり、相手との対話の中で、世界観広げたり、気づきを得て新しい思考パターンや行動パターンを身につけたりと、応用範囲が広い問答方法です。

 これがどのような場面で応用されているのか?

 少し例をあげてみましょう。

第一の例は、創造的問題解決手法の一つであるTOC(Theory of Constraints)の開発者であるエリアフ・ゴールドラット博士が特にTOCの思考プロセスを体系化する際に参考にしたことが示されています。[2]

 第二の例は、心理療法ですが、アーロン・ベック博士の体系化した認知行動療法の中の質問のやり方として取り込まれています。[3]

第三の例は、同じ心理療法ですが、ミルトン・エリクソンから派生しスティーヴ・ド・シェザー、インスー・キム・バーグの体系化したソリューション・フォーカスト・アプローチの中の質問の背景にあるロジックとして取り込まれていることがわかります。[4]
余談ですが、個人的には例外を尋ねるエクセプション・クエスチョンが特にソクラテス式問答法に該当すると考えています。

 まとめると、仕事や日常生活における創造的問題解決といった目的で役に立つと言って良いでしょう。

 また、インテル社のサイトにリンクされている日本語のドキュメントを参照すると、この方法を使い、相手との対話の中で「無知の知」、その話題について何も知らないということを装い、あくまでも相手から情報や想いを引き出すことの重要性が語られています。[5]

 これは、ある意味、コーチングや心理療法に向いた方法論ということになると思います。

 さて、では実際にどのように実践するのか?

 Youtubeに非常に分かりやすい映像があったのでこれをご紹介しておきましょう。



 基本的には以下の3つのステップの質問からなっています。

1)最初に想定されている定義を問う
2)その定義に当てはまらない例外を問う
3)最初の定義を修正してもらう

 上の3つの質問を繰り返し、納得出来る定義、その人なりの真理を探求する。もちろん、これは主観的な定義であるので厳密な意味での正解というものは存在しないのでしょうけれども・・・・。

 というようなことになります。

 この映像に演習もついているのでまずはお試しあれ。

文献

[5]http://www.intel.co.jp/content/dam/www/program/education/ijkk/jp/ja/documents/project-design/instructional-strategies/questioning-the-socratic-questioning-technique.pdf

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