2014年5月5日月曜日

組織はなぜ壊れるのか?



  「組織はなぜ壊れるのか?」「創業者が喧嘩をしてベンチャー起業が数年で分裂するのはなぜか?」「組織を生成発展するためには何をしたらよいのか?」

 元々、グレゴリー・ベイトソンのフィールドワークから始まって家族療法として発展研究されているこのあたりのことは、MBAOrganizational Behaviour が薄っぺらく感じるくらい案外深い内なのですよねぇ(笑)。





組織はなぜ壊れるのか?

 コロンビア大学のサーバーに「Behind the Looking Grass[1]というタイトルのPDFがのかっていて思わず読みいってしまっていたわけです(笑)。で、ここには著者は書いていないですが、明らかに家族療法家リン・ホフマン女史の「Foundations of Family Therapy」(邦訳題:家族療法の基礎理論)の序章にあたります。

 でここあたりは最初ベイトソンの二重記述/多重記述の重要性からはじまって、家族をシステムとして考えるというようなところが解説されていることになるわけです。

 もちろん、家族療法というと家族自体をシステムとして見るということになるわけですが、ここにあるようにMRIのドン・ジャクソンが考えた平衡モデルなのか?テキサス大学のポール・デルの考えた進化生成発展モデルなのか?など背景としているシステム論的なところもまさに色々あることが分かってきます。もちろん、組織の平衡を保つのか、生成発展するのか?というのは大企業の組織が守りに入ったとたんに業績が悪化しているところを考えると単純に二項対立だけでは語ることの難しい中々悩ましい問題ではあるわけですが・・・・・・・

 それで、家族をシステムとしてみた場合に重要なことは構成要素となる人と人との関係性。で、これも元々ベイトソンがニューギニアのイアトムル族の行っている Naven と呼ばれる祭祀をフィールドワークで観察し、取り出した関係性の類型がシンメトリーとコンプリメンタリーあるいは(レシプロカル)であり、現在も MRI系の家族療法の基本となる重要な理論のひとつと考えられていることがあるわけです。

 で、組織が生成分裂することをベイトソンは schismogenesis と命名しているわけですが、色々なパターンはあるにせよ、これを防ぐにはどのようにすればよいのか?について考察されているのが[2]の試論というわけです。 

 試論なので著者に断りなく引用不可って書いてあるので詳しいことは書きませんが、組織がエスカレションして分裂しないようにするために何をすればよいのか?という仮説が書かれているので中々参考になるように思ってきます。

 あと余談だけれども、ベイトソンの影響を結構受けているNLP(神経言語プログラミング)ってこのあたりのことを方法論に取り入れていないから、組織運営をやらせると必ず組織が壊れるのだよねぇ・・・・バンドラーのハチャメチャぶりを見ているとよくわかりますねぇ(笑)。よい子の皆さんは決して真似をしないようにしましょう・・・・(爆)。


文献

[2]http://www.aur.edu/wp-content/uploads/2010/11/thomassen-11.02.10-schismogenesis-and-Schismogenetic-processes.pdf
[3]http://www.let.osaka-u.ac.jp/~irie/kougi/kyotsu/1999/9905schismogenesis.htm (参考)


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