2014年6月26日木曜日

マインドマップと一般意味論(その20)



 How Why の違い

 コンサルとかやっている人でも、Why ロジックツリーで原因仮説を書いたタテの理由と、TOC 思考プロセスのようにヨコのプロセスをHow で書いた事実認識の連鎖、の違いを分かっていない人が多いからなぁ・・・・・・(笑)。
 


 質問のフォーマット

 コーチングのような場面ではなくても、「質問」というのは深い概念です。

 つまり、「質問」というのは誰にもできるたわいもないものです。しかし、良い「質問」を行うことで、日常生活や仕事で卓越性を発揮したり、問題解決を行うような場面で、上手に事実確認をし、課題のパターンを把握し、課題や問題に上手に対処するための認識を行い行動を導くことが出来るわけです。

 それで、一般意味論ではこの質問のガイドラインというかフォーマットがどのように考えられるのか?ということは非常に興味深いところでもあります。

具体的な解決策や行動を導く質問をする

 以下のリンクで書いていますが、そもそも質問は具体的な解決策や行動を導くために行う必要があります。もちろん、局所的で瑣末なところに焦点を当てないために一旦は意図的に混乱させるということはあるのかもしれませんけれども・・・・・


  ショボイ自己啓発ではないのですが「私は成功するのでしょうか?」といったしょうもない質問をする代わりに「仕事の面接にパスするためにできる最適なことは何だろうか?」という具合に具体的な解決策や行動を導くような質問を行う必要があるわけです。

 Why 」ではなく「How」を尋ねる質問をする

 一見「How」の質問はノウハウを聞く薄っぺらい質問のような気がしますが、実はそうではなく、これが認識論の根幹に関わる重要なことだと気がついてきます。
 「How」は例えば、「How do you know ? (どのようにしてそれが分かったのですか?)」のような質問ですが、これには3つの重要な意味があります。

  • プロセスに戻す:1つは、出来事がどのようなプロセスを経てそこに至ったのか?プロセスに戻しての事実確認をしていること。
  • 観察者の五感に戻す:2つめは、それを観察者がどの五感を経てそれを得たのか?の観察者側の知覚を確認していること。
  • メタ認知:3つめは、物事をプロセス化して観察者側にそれを外在化して認識できるようにメタ認知を促していること。
 
 それで、認識論ベースのコーチングや心理療法はまさにこのプロセスが上手く機能するかどうか?というところが重要成功要因になってきます。
 例えば、認識論ベースの質問では「Why do you want that ?」のように質問するのはおすすめではありません。その代わりに「How do you know why you want ?」のように質問するということになります。つまり「あなたが望んでいることを、あなたはどのようにして分かるのですか?」という具合です。

3つの質問に還元する

 で、認識論ベースの質問は以下の3つに還元することができます。[1]
  • 何を行ったのか?
  • どのようなプロセスで行ったのか?
  • それをどのように評価しているのか?

 それで、マインドマップの話にこれがどのようにつながるのか?ということになるわけですが、こまったらとにかく How の質問をして、1)プロセスに戻す、2)五感の感覚に戻す、3)プロセスをメタ認知する、ということを支援するような形式で聞いていく、ということになるのだと思います。

 もちろん、ブランチに載せるためには、一旦、具体的にして流動化したプロセスや認識を抽象化した短い単語(名詞)やシンボルに戻して固める、必要はあるのだと思いますが・・・・・で、そのプロセスに関連付けられた単語、シンボルどうしの関係性を見ていく・・・・そうすると何か違う世界が見えてくる、という具合になるのだと思います・・・・・・・






(参考)

(つづく)
文献

[1]http://communication.ucsd.edu/_files/Berman%20-%20Advanced%20General%20Semantics%20Workbook%20Part%202.pdf

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想、執筆、講演のご依頼はこちらまで tritune'`@''gmail.com




0 件のコメント:

コメントを投稿