2014年6月28日土曜日

マインドマップと一般意味論(その22)



 人は何らかの枠組みから物事を見ている

 逆に言うと、案外この枠組を外して子供のような心で物事を観察するのは案外難しいのですよねぇ・・・・(笑)。

で一旦、この枠組を外して物事を観察し、

 良い意味でもういちどこの枠組を再構築するにはどうしたらよいのか?・・・・

 というのが今日のお話・・・・・・


 人は経験からつくられた枠組みを通して物事を見ている

 私たちは、いままでに経験した出来事から帰納、一般化された枠組みを通して物事をみているわけであり、逆にいうと今・ココで起こっていることをありのままに観察することは非常に難しいのだなぁと気づくことも少なくありません。

 例えば、ベランダにやってくるスズメを観察してみる、おそらく、スズメなんてみんなおんなじであって、「あぁスズメか!」と思う程度で、11羽に個性があってそれを見抜こうなんどということは誰も考えていないでしょう(笑)。もちろん、スズメ1羽1羽の個性を見抜けなくても日常生活には何も支障はないのでしょうけれど・・・・・

 もう一つの例として、子供の頃、たった一度犬に噛まれた経験から、「犬が怖い」というような一般化された枠組みをつくっていて、会う犬、会う犬にそれが、小さかろうが、大人しい性格だだろうが、すべての犬に適用して、犬を怖がっているとしたらそれは問題のようにも思えてきます。

 それで、人の性質として「一を聞いて十を知る」ではないのですが、自分の経験したほんのいくつかの経験から何らかの枠組みをつくっていて、次に似たようなことが起ると、事実を観察するというよりも、この枠組を演繹的に適用して「白か黒か」のように二値的に判断しているようにも思ってくるわけです・・・・・要は『過度の一般化』が起こっていて、人は事実ではなくて過去の経験から身につけた枠組みに対して反応しているという具合です。

 ですから、案外、人というのは過去に身につけた「枠組み」、もっというと「信念」や「価値観」を通して観察しており、今ココで起こっている事実を事実としては見ていないようなところがあるようにも思ってくるわけです。

 それで、このように『過度の一般化』によってつくられた枠組みを一旦保留して、今ココの事実に即して物事を見てみましょう、という試みが意識的に行うことのできる『インデクス付け』[1]ということになるわけです。


 で、まずは、同じと思っている物事について番号を付けて意識してみるのがこれにあたります。例えば、前の例だと、スズメ1はスズメ2ではない。犬1は犬2と同じではないという具合。

 もちろん、ユニークな名前を付けても良いのですが、このようにして違いを見つけてみるというのが次のタスクということになるわけです。


 そして、二値的に「白黒」とか判断することを一旦保留して、出来事を五感で観察してみる、一瞬ー一瞬に焦点を当てる、そして、起こっていることだけに正確にコトバのラベルをつけてみる・・・・・


 それで、普通は過去に身につけた枠組みから未来を予測するのをやめてみる、とか。
この背景にある、いつも当てはめているルールに当てはめてみる、そして、そのルールに当てはまらない例外に焦点を当ててみる・・・・・・というような感じでやってみると良いのでしょう。


 で、この話がマインドマップにどのように関連してくるのか?ということなのですが、結局、ブランチを書いてそこに単語やシンボルを書いているという行為そのものが経験に対する『インデクス付け』ということになるわけでしょうから、自分の経験にいかに上手にインデクスをつけ、区別をするものは詳細なレベルで区別をし、いかに良い地図を構築するのか?という話になってくるわけです。


(つづく)
文献

[1]http://communication.ucsd.edu/_files/Berman%20-%20Advanced%20General%20Semantics%20Workbook%20Part%202.pdf



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