2014年7月7日月曜日

案外深いブリーフセラピーの哲学



 ブリーフセラピーといっても、個々人の人間関係の構築とか組織開発、チェンジ・マネジメント・・・・まで色々応用できる範囲は多いですねぇ。

 
  なので、インチキなコンサルタントのおいらとしては非常にありがたい技法ですねぇ(笑)。
 

案外深いブリーフセラピーの哲学

 「Small Steps:The Practical Origins of Brief Therapies [1]というタイトルのプレゼンテーション資料を読んでいたのですが、ここに書かれているブリーフセラピーの哲学、特に、MRI とソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピーの違いというの案外深いところに行き着くように思っています。

 要点は、下のようになっているわけですが、この違いは、書かれている「順番」つまり優先順位の違いだけです。

従来のブリーフセラピー(MRI)
ソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピー(SFBT)
1. 壊れていなければ直すな
            ↓
2. 上手く行かなければ二度と繰り返すな、何か違うことをやれ
      ↓
3. 上手くいくことが分かったら、それをもっとやれ
1. 壊れていなければ直すな
              ↓
2. 上手くいくことが分かったら、それを上手くやれ
     ↓
3.上手く行かなければ二度と繰り返すな、何か違うことをやれ

 それで、1.は以下で書いた、心理療法家のミルトン・エリクソンの「病理にもとづかない」スタイルを踏襲したものだと容易に推定することができます。


 で、2を考えると MRI が現状の問題を起こしているなんらかのパターンを崩すというところが優先順位が高いのに対して、SFBTは、上手くいかないことの中にも上手くいっていること、達成できていることを探して、サイバネティクスのポジティブ・フィードバックでそれをもっと行う、というところの優先順位が高いということになるわけです。
(つづく)
文献

[2]http://web.uvic.ca/psyc/bavelas/De%20Shazer_Berg%20(2001).pdf

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想、執筆、講演のご依頼はこちらまで tritune'`@''gmail.com







0 件のコメント:

コメントを投稿