2014年8月11日月曜日

社会構成主義の系譜:ミラノ派家族療法





 人間って負のエントロピーを食べて好き勝手に考え、好き勝手に振る舞うもの、と考えると、人の思考や行動を何らかの法則めいたもので表現しようとしても難しいものがあります。

 でも、その好き勝手に考え、好き勝手に振る舞う人間というもののモデルを敢えて構築しようと思うと、やっぱり社会構成主義みたいな考え方になるのでしょうかねぇ?

 個人的には、ベイトソン好きということもあって、ベイトソンの強い影響下にあって社会構成主義で形式知された感のあるミラノ派家族療法は結構ストライクゾーンど真ん中って感じはしているのですけれどねぇ(笑)。
 



社会構成主義の系譜:ミラノ派家族療法

ネットに「Introduction to Social Constructionist : Milan School [1] というスライドが落ちていたわけですが、これが非常に面白いです。

 
元々、このあたりは心理療法家のミルトン・H・エリクソンの心理療法から始まるわけですが、エリクソンの自身の技法を体系化しなかったばかりか、自身の技法を形式知として残していないという構図があります。


 で、ある意味、エリクソンの心理療法はその時代、時代の最新の哲学や認知科学などのフレームワークを通して形式知化されるというお約束みたいなものがあるわけですが、ミラノ派家族療法もその類の流派というわけです。
 で、流派的にはMRIの短期療法、家族療法を理論的により先鋭化しているようなところがあるわけですが、このスライドがよくまとまっていて、

背景にある影響(を与えた理論、人物など・・・)
ミラノ派のコア・コンセプト
ミラノ派における問題の概念
ミラノ派の治療的なゴール
ミラノ派におけるセラピストの役割
ミラノ派の介入方法
ミラノ派の評価

が書かれています。
まぁ、ベイトソンの理論を杓子定規に実装した心理療法を開発しようとすると、どうしても複雑系チックな感じになってしまうようにも思うわけですが、これはこれでありなのでしょう。
 
 (つづく)
文献

N/A


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。またの内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想、執筆、講演のご依頼はこちらまで tritune'`@''gmail.com




0 件のコメント:

コメントを投稿