2014年8月15日金曜日

プロジェクト・マネジメントにおけるコントロールとは何か?



  
 プロジェクト・マネジメントも単なるPMBOKのようなプロセスを覚えるみたいなやり方ではなくて、セカンドオーダー・サイバネティックスのような自己参照や内部観測の認知までを含むフレームワークを当てて グッドプラクティスを観察すると何か違うものが見えてくるように思います。
 
 そもそも「ゴール」は何なのか?
 何が「変数」で何が「定数」なのか?
 何が「コントロール可能」で何が「コントロール不可能」なのか?
 これを見極めて「ゴール」へ向って「コントロール可能」なことは何なのか?
   そもそも、「コントロール」とは何なのか?

 簡単に言ってしまえば、これをいかに上手にやるのか?がマネジメントということなのでしょう。もちろん、逆の言い方をすると「コントロール不可能」なものはいくら気合や根性でやる気満々でもマネジメントすることはできないのでしょうから(笑)。 
 



プロジェクト・マネジメントにおけるコントロールとは何か?

 普段は、何気なく使っている「コントロール」という用語。特に、プロジェクト・マネジメントにおける「コントロール」とは何か?ということを、そもそも論のレベルまで掘り下げて考えてみると何か面白いものが見えてくるようにも思います。

 それで、ネットに落ちていた「Project Management: A Managerial Approach[1]を読んでみることにしましょう。

 まず、コントロールとは、「プロジェクト・マネジメントの最小の管理サイクルで、計画→モニター→コントロールのサイクルとして実装される」とあります。このあたりはPMBOKでもお馴染みかなぁと思います。

 それで、コントールの対象となるのは、1)品質、2)コスト、3)時間(納期)のいわゆるQCDと言われていること。

 で、面白いのはここからで、コントロールのやり方が3つ。目標に対して、1)GO/NOT GO(実行/非実行)、2)Post Control (事後コントール)、3)サイバネティック・コントール(リアルタイムのフィードバックによる修正)、があると書かれています。要は、1)がプロセスの「入り」を、2)がプロセスの「出」を、3)がプロセスの「途中」をコントロールすることになります。

 イメージ的には、1)は何らかの意思決定で「やる/やらない」ということになりますし、2)は結果のレポートを見た結果の修正を「やる/やらない」、3)は実際にプロセスを回しながらゴールへ向けて修正をかけていく、というようなイメージになります。
 もちろん、このドキュメンにあるように、リアルタイムで進捗をモニターするというのは難しいところもあるので、サイバネティックス的なコントロールを理想としながらも、実際に現場で回すのは難しいので、進捗の途中結果をみながらの2)の事後コントールということになってくるのでしょう。

 もちろん、世の中的には、例えば、ソフトウェア開発だと、ウォータフォール開発→反復開発→アジャイル開発、のようにどんどん(リアルタイムでモニター→修正ができるような)サイバネティックスなコントロールに近づいているようには思ってくるわけですけれども。 
 余談ですが、SAPなどのERPを導入すると、前日の売上などが翌日の朝分かったりするわけですが、こういうことも、マネジメントのコントロールがよりサイバネティックスなコントロールの方向に近づいているということなのでしょう。

 (つづく)

文献

[1]http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=6oqGYkHEGqMJ&p=project+management+contorol+cybernetics++ppt+post+contorl&u=www.wiley.com%2Fcollege%2Fdec%2Fmeredith298298%2Fresources%2Fppt%2FCh11.ppt


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