2014年9月27日土曜日

問題解決の道具箱:イッシューツリー(その1)


  
  マインドマップのようにわりと思いつくままに構造化しないでつらつら書くか、イッシュツリーのようにある程度は抜け漏れダブり無く整理するのか?

 まぁ、状況によって異なるのでしょうけれども、使いようによっては切れ味の良い道具であることは間違いないでしょうねぇ・・・・・・まぁ、コトバでラベリングして意識して「分ける=分かる」というロジックを使う良い意味での限界は理解しておかないといけないということなのでしょうけれどねぇ。
 


問題解決の道具箱:イッシュ-ツリー

 コンサルタントの使う道具としてイッシュ-ツリー、あるいはロジックツリーがあります。
 これは問題を「分析」したり、「構造化」したり、「解決策」や「現状から理想への移行策」を考えたりする場合に便利な道具です。

 もちろん、個人的にはこう解釈するところがあるわけですが・・・・「分析」(多くの要素中から意識的に抽出した要素にコトバのラベリングをして意識し分類する)、「構造化」(なんか構造主義みたいでいやだー笑)「解決策」(今日の解決策は明日の問題ー笑) 

 もちろん、認識論的に言えば、以下のリンクで書いたように


 外的世界で起こっているアリとあらゆる事象の中から、観察者の主観的視点で、主だった事象をコトバでラベリングして図式化したものですから、一般意味論でいう「地図はそれが示す土地と同じではない」のと同様、「イッシュ-ツリーはそれが示す問題のシステム全体と同じではない」ということが言えるでしょう。

 もちろん、その他に、要素と要素の相互作用や関係性がすべて明示されているわけではない、とか、時間的な変化が明示されていない、とか、色々言い出したらキリがないわけですが、それでも、使い方によっては今起こっている課題を明示し、他の人と共有し、合意を得て、解決の方向性や解決のプロセスを考える・・・・ところで活用するというのはありなのでしょう。

 それで、ネットに転がっていた「Problem Tree Analysis [1]というドキュメント。これが中々面白いのですが、ロジックツリーを使って、

  1. 問題( Problem) 分析 --- 現状どうなっているのか?のイメージを描く
  2. 目的(Objective)分析 ---- 将来どうなっていたいのか?のイメージを描く
  3. 戦略( Strategy ) 分析 ---- 現状から将来へ至る道筋の定義(目的をつないだ戦略レベル)


 を描いてみましょう、となっているのが非常に興味深いところです。

 もちろん、ここでの問題は普通の人は、現状とか将来像を、過去から現在までの枠組みの延長と考えてしまうので、本当は、既存の枠組みから出た将来像をどのようにつくるのか? また、現状からそこへ至るまでの道筋(戦略)をどのように上手くつくるのか?が課題となってくるでしょう。もちろん、ここではこうさらりと書いていますが、過去の延長で将来を見ない、というのはかなり難しいことのように思います。で、実際には既存の枠組みを超えるために家族療法や短期療法で言うリフレーミングを使うということになります。

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/08/blog-post_9.html

 余談ですが、通常のビジネス系の分析の場合、外的世界(物理的世界)に存在する問題や課題の解決、あるいは目標を達成のみを取り扱い、内的世界(論理的世界、心理的世界)の満足感やモチベーションといったことは取り扱わない場合が多いわけですが、敢えて、外的世界と内的世界の両方の循環を考えて、将来の理想を目指して行うのが心理療法家のミルトン・エリクソンのまさに「戦略的」技法だったりするので結局、フレームワークはビジネス系の戦略と同じで、それを内的世界にも向けるという意味でスコープが違っているだけだ、と考えれば良いでしょう。まぁ、フレームワークは同じなので、エリクソンのアプローチは組織開発とかモチベーション向上とかに応用されているのでしょうけれどねぇ・・・・・ 

(つづく)
文献


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。またの内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想、執筆、講演のご依頼はこちらまで tritune'`@''gmail.com






0 件のコメント:

コメントを投稿