2014年9月15日月曜日

ソリューション・フォーカスト・アプローチの質問 S.C.O.R.E


  
  ミルトン・エリクソンの心理療法派生のソリューション・フォーカスト・アプローチ。見てくれは簡単過ぎるほど簡単なのだけれど・・・・・本当は結構、深いところまで理解していないと本当の意味で使いこなすのは難しいのように思ってきます。

http://ori-japan.blogspot.jp/2013/02/blog-post_26.html
 
 こういった技法が目的としているのは、クライアントさんの思考や行動が根本的に変化する支援、つまり、MRIのポール・ウォツラィックが言っている第二次変化(Seconde-Order Change)のレベルまでの支援。
 

 で、ここまで行くには、この技法の元になっている暗黙知としてのミルトン・H・エリクソンと、形式知としてのMRIのブリーフセラピー、それに付随するサイバネティクスとかベイトソンの各種理論などを理解しておかないとお話にならないように思えてくるわけです。 

とは、言うものの、ソリューション・フォーカスト・アプローチは体系がシンプルなので、何れにしても、ブリーフセラピーを学び始めるスタートとしてソリューション・フォーカスト・アプローチから始めるのは悪くない考えかなぁと思っています。学術研究もされていますねぇ。

 余談ですが、自己啓発系と一緒するのはあれですが、玉石混交、いたとしてもほんの一握りの優秀なトレーナを探すためにお金ばかりかかるNLP(神経言語プログラミング)を始めるより、入り口としてはソリューション・フォーカスト・アプローチのほうが安全かつ着実なのでしょう(笑)。
 


S.C.O.R.E の質問


  以下のリンクで面白おかしくミルトン・エリクソン派生の心理療法の系譜を書いていますが、


 この中の一つの流派にあたるのがソリューション・フォーカスト・アプローチというわけです。それで、元々、心理療法として開発されたこの手法ですが、これを個人やグループの目標設定、目標設定に応用したものがソリューション・フォーカスト・ブリーフ・コーチングということになります。

 で、このあたりを前提としてSlideShare にアップロードされていたスライドを読んでいたわけですが・・・・個人的に面白いなと思ったのが S.C.O.R.E という語呂合わせのフォーマットでまとめた質問。もちろん、倫理規定とかラポールとか色々重要なことが説明されておりこれを無視するつもりもないのですけれど・・・・・


 で、p.15-p.16の質問のところだけを見てみると
C:コーピング・クエスチョン
 http://ori-japan.blogspot.jp/2012/10/blog-post_28.html
O: アウトカム・クエスチョン(ミラクル・クエスチョン)- 具体的な行動として想い描く。
 http://ori-japan.blogspot.jp/2012/11/blog-post_18.html
R: リレーションシップ・クエスチョン
 http://ori-japan.blogspot.jp/2012/10/blog-post_31.html
E: エクセプション・クエスチョン
 http://ori-japan.blogspot.jp/2012/10/blog-post_27.html

という具合。

で詳細についてはこのあたりからつらつらと書いた記憶。

 もちろん、ミルトン・エリクソンの心理療法は非常に戦略的、つまりビジネスで戦略コンサルタントが使う、1)現状、2)理想、3)現状から理想へ至る道筋、を意識させるフレームワークの元でこれらの質問を使うというころになってきます。だから、ビジネス上でも使い易い、その理由は同じようなフレームワークに基づいているから。敢えて違いを言うと、ビジネス上の理想は主に、物理的世界に具現化される成果を取り扱うのに対して、心理療法は、構成主義的に物理的世界に具現化される成果と、自分の内面の心神状態や心の満足、世界への反応の仕方など、外的世界と内的世界の両方と取り扱うということなのでしょう。

 さらに、同じ概念をTOC (Theory of Constrains)でいうと、1)何を変えるか?2)何に変えるか?3)どうやって変えるか?、のそれぞれの質問に還元されるフレームワークの元で用いられることになります。


 で、ソリューション・フォーカスト・コーチングで最も重要なのが理想のゴールの設定。そして、現状からそのゴールまでの道筋を想い描くことになります。それで、この道筋のことを一般的には戦略といっているわけです。

 ゴール設定については以下でつらつらと書いていますが、1)現状、2)理想、3)現状から理想に至る道筋を身体感覚や気持ちもともなった形式で、さらに、過去から身につけた枠組みに囚われることのない理想を目指すということになってきます。

 何れにしても、日常生活の色々な場面から、仕事上の問題解決、プロジェクトの計画など色々と使える質問ではあるので、これを活用してみるのも悪くないように思っています。

(参考)
(つづく)
文献

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