2014年11月25日火曜日

ブリーフ・セラピー:ちいさなステップ



 全部変えるのは大変なので、変えられるところからちょっとずつ変えていくということですねぇ(笑)。 

 問題症状が治るか治らないかは、魂が成長するかしないかとは関係ないというわけですねぇ。まぁ、ブリーフセラピーは宗教じゃないから(笑)。



ブリーフ・セラピー:ちいさなステップ

  ちょいとメモがわりに。

 ブリーフセラピー関係のある意味バイブル的な著作でポール・ウオツラウィック、ドン・ジャクソン、ジャネット・べヴン・バヴェラスによる「人間コミュニケーションの語用論 (Pragmatics of Human Communication)」の著者の1人であるバヴェラスのパワポのスライド 「Small Steps:The Practical Origins of Brief Therapies [1]を眺めていたのですが、流石にブリーフセラピーの重鎮先生だけあってちょー完結だけれど、凄く良く出来ていますねぇ。
 で、面白いのは、ブリーフセラピーでクライアントの認識や行動に変化を起こすステップについての原則が書かれていることです。



クライアント
(ブリーフ)セラピスト
やってないこと
やったこと
やってないこと
やったこと
心理療法は長期にわたると仮定すること。
従って、人格を再構築するために何年もかかると考える。
心理療法は短期間で済むと仮定すること
多くとも10セッションを上限とすること




2
問題行動はメンタルプロセスに起因すると考えること。
従って、メンタルプロセスの分析に焦点を当てることになる。
問題行動自体が問題。(メンタル・プロセスは存在するが必ずしもそれに焦点を当てる必要はない)
従って観察可能な振る舞い(行動)に焦点を当てることになる




問題の原因はクライアントの過去にあると考える。
従って、過去を集中的に探求する。

問題は現在にあり、現在に言及されていると考える。
従って、現在に焦点を当てる。






セラピストはクライアントに影響を及ぼさないと仮定する。
従って、受動的セラピーをしていることになる。
セラピストがクライアントに影響を及ぼすと考える。
従って、能動的にセラピーを行い、行動に責任を持つことになる。




訓練された、経験のあるセラピストは何をするべきかわかると仮定している。
従って、
-基本は1人で動く
-他人よる観察、介入を許さない
訓練された、経験のあるセラピストでもチームから得るものがある仮定している。
従って、
-チームで動く
-互いに観察し、互いに介入する。




セラピストは起こったことを記憶していると仮定する。
従って、
-録音をしない
-セラピストの介入だけに焦点をあてそれ以外に焦点をあてない。
録音は必須、これが重要な洞察を産むことがある。

従って
-録音する
-セッションの正確な詳細について議論する




心理療法を学ぶことは、あるモデルの確証を取ること。
従って、
-誰かが知っていることに焦点を当てることになる。
-モデルが動作する証拠を見つけることになる。
心理療法を学ぶことは、可能性と新しい謎を発見すること。
従って
-新しい洞察にオープンであること。
-パズルに悩むのではなく賞賛すること。

 まぁ、実践的というか、非常に禅的ですねぇ(笑)。もっともこの根底にある精神分析からのパラダイム・シフトを読まないといけないのでしょうけれどねぇ・・・・
文献

[1]http://web.uvic.ca/psyc/bavelas/Bavelas-'Small%20steps'%20lecture%20at%20NIK%20Berlin%20June%202010.pdf



記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。またの内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想、執筆、講演のご依頼はこちらまで tritune'`@''gmail.com





0 件のコメント:

コメントを投稿